たまりば

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2024年08月21日

清野医療システム病院構想 夢物語4 病院の2階

 清野医療システム病院構想 夢物語1
 清野医療システム病院構想 夢物語2 病院の1階
 清野医療システム病院構想 夢物語3 病院の1階その2

 「清野医療システム病院」構想の話4回目です。

 この話は、夢物語です。清野充典の勝手な妄想です。私は、歴史上初めてと言える鍼灸治療の体系化を行っています。その治療システムを生かす病院づくりを考えてみることにしました。東洋医学を中心とした、理想的な医療体制を考えています。現在の医療システムでは、困難な点(法律上できないこと)も含めて、考えています。1階は、総合受付、待合室、総合診療室を配置します。総合受付、待合室は、夢物語2をご覧いただきたく思います。

 今日は、病院2階部分の話です。2階には、器質疾患室機能向上室機能回復室と医療スタッフルームがあります。

 一階の 総合診療室では、器質疾患室機能向上室のどちらで診療すべきなのかを判断します。私のイメージでは、器質疾患室対象者が15%、機能向上室対象者が85%です。

 器質疾患室では、柔道整復師と医師(整形外科医)が対応します。総合診療室で判断した器質疾患が疑われる患者様とは、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(筋肉・靭帯・腱損傷)を指します。レントゲン検査、CR検査、超音波検査等を必要とする場合は、直ちに検査します。清野の構想では、東京で十分な土地を確保できないと思いますので、検査室は3階になるでしょう。

 医師(整形外科医)が、粉砕骨折・開放骨折の外傷や内臓損傷等で、観血療法による外科手術を必要と認めた場合は、大病院への紹介状を書き、直ちに救急搬送してもらいます。
 柔道整復師と医師(整形外科医)が、非観血療法による外科手術を必要と認めた場合は、柔道整復師が徒手整復術を行います。

 再診時は、機能回復室で診療します。機能回復室は、医師(整形外科医)、柔道整復師、あん摩マツサージ指圧師、作業療法士、理学療法士が協議して、早期機能回復を目指します。

 機能向上室では、鍼灸師やあん摩マツサージ指圧師と医師(内科医)が対応します。

 機能向上室の話は、夢物語5へと続きます。

 理想的な診療室 理想的な診療体制  清野が考える東洋医学中心の医療施設・教育施設 ひとりごとです

◇清野医療システムカレッジ構想 第15報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースは全7クラスで開講します 2024年内に「初歩の初歩クラス」から始める予定で教材づくりに取り組んでいます

2024年8月21日(水)
 清野医療システム創始者
   清野充典 記


  


Posted by 清野充典  at 22:54Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2024年07月01日

清野医療システム病院構想 夢物語3 病院の1階その2

 清野医療システム病院構想 夢物語1
 清野医療システム病院構想 夢物語2 病院の1階

 「清野医療システム病院」構想の話3回目です。

 この話は、夢物語です。清野充典の勝手な妄想です。東洋医学を中心とした、理想的な医療体制を考えています。この考えに賛同して投資してくれる人が現れることを期待しています。

 今日は、病院1階部分の続きです。

 1階は、総合受付、待合室、総合診療室を配置します。総合受付、待合室は、夢物語2をご覧いただきたく思います。

 総合診療室の話です。総合診療室には、鍼灸師と柔道整復師両方の資格を持ったベテランの先生が診療に当たります。清野医療システム病院は、次代を担う先生の育成を考えていますので、教育施設の意味合いを含みます。8~15年以上の先生が主たる診療に当たります。30年以上の先生が助言する立場でそばに控えます。3~5年目の先生が助手として研修します。

 総合診療室ですることは、器質疾患室機能向上室のどちらで診療すべきなのかを判断する場所です。江戸時代に我が国で行われていた診療は、本道と言われていました。明治時代から漢方と言われています。
 漢方の診察は、
  1.舌診
  2.脈診
  3.腹診
  4.問診
です。これに、現代医学における身体診察法
  1.打診
  2.聴診
  3.各種検査法
を合わせて診察します。
 器質疾患室機能向上室という分類は、清野が考えた方法です。現代医学が中心だと、外科内科を細分化した診療科目になりますが、東洋医学中心ですので、鍼灸治療、柔道整復治療、あん摩マツサージ指圧治療という内外科になります。、この特性を生かした分類方法として考えました。

 器質疾患室では、柔道整復師と整形外科医が対応します。
 機能向上室では、鍼灸師やあん摩マツサージ指圧師と医師が対応します。2つの診療室は2階部分になりますので、構想話は夢物語4へと続きます。

 理想的な診療室 思想的な診療体制  清野が考える東洋医学中心の医療施設・教育施設 ひとりごとです

◇清野医療システムカレッジ構想 第15報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースは全7クラスで開講します 2024年内に「初歩の初歩クラス」から始める予定で教材づくりに取り組んでいます

2024年7月1日(月)
 清野医療システム創始者
   清野充典 記


  


Posted by 清野充典  at 17:34Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2024年06月29日

清野医療システム病院構想 夢物語2 病院の1階

 清野医療システム病院構想 夢物語1

 「清野医療システム病院」構想の話2回目です。

 この話は、夢物語ですので、清野充典の勝手な妄想です。40年以上東洋医学を中心とした医療を行っていますが、現在行われている医療を連携した理想的な診療体制を考えています。そのことをせっかくだから文字に書き残しておこうという気になりました。

 「よし、それなら面白い、ぜひ投資しよう」という人が現れるのを期待するよこしまな気持ちもあります。とにかく書きます。

 病院の1階部分です。

 総合受付、待合室、総合診療室を配置します。スペースに余裕があれば、喫茶室を置きます。スタッフ用と患者様用のトイレを設置します。横になれるスペースや授乳室・キッズスペースがあればなお良いですね。

 総合受付は、入り口のわかりやすい場所に配置します。1階は玄関部分ですので、病院の顔です。世界中から清野医療システムを受けたい患者様がいらっしゃるでしょうから(少しそうなりつつあります)、多国籍言語に対応できる総合受付(AI活用)にする必要があります。それにふさわしい玄関にしたいですね。私にはまったくイメージできませんが、そんなセンスを持った人に設計やコーディネートをお願いしたいものです。最近の病院はホテルのロビーのようなところが増えてきました。清野医療システム病院を象徴するものがあれば最高です。

 待合室は、患者様が寒くないように注意を払う構造にしたいものです。冬は、足元が温まることを考えます。当院では、クーラーを使用していませんので、夏用に、天井が高く通風性が良い構造が望ましいと考えます。緑があるとなお良いですね。東洋医学への理解を深めていただけるようにプロモーションビデオを作成して、繰り返し放映することを考えています。また、付き添いの人でも楽しめるように、漫画を含めた読書ができるように本を置きます。私は本が好きなので、児童書を含め、待合室を図書館のようにするのが夢です。本が好きでない人や小さい字を読みにくくなったという人のために、映画やお笑い番組などを視聴できるようにします。子供用もあると、なお良いですね。

 これからが本題です。

 総合診療室の話です。以外に長話になったので、この続きは夢物語3へ。

 理想的な診療室 思想的な診療体制  清野が考える東洋医学中心の医療施設・教育施設 ひとりごとです

◇清野医療システムカレッジ構想 第15報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースは全7クラスで開講します 2024年内に「初歩の初歩クラス」から始める予定で教材づくりに取り組んでいます

2024年6月29日(土)
 清野医療システム創始者
   清野充典 記


  


Posted by 清野充典  at 16:47Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2024年06月27日

清野医療システム病院構想 夢物語1

 理想的な診療室 思想的な診療体制  清野が考える東洋医学中心の医療施設・教育施設 ひとりごとです

 2024年6月21日(金)に、この世界に入ってから漠然と考えていたことを書きましたが、どうせならもっと具体的に夢物語を書こうと思い立ちました。

 私が考えていることは、日本の医療制度では無理ですが、海外では可能なので、いつかそんな日が来ると良いなあという思いから、書き残しておきます。

 名付けて「清野医療システム病院」構想です。現在、私が考えた治療システムは、清野システムと言われています。それを、医療の現場でどのように活用するかを考えています。清野医療システムを行う場所が、清野医療システム病院です。

 2024年6月21日(金)のブログで書いた下記構想は、学生の時、神戸の元町にあったビルから発想を得て、私が膨らませて考えた構想です。

 清野の夢物語東洋医学中心の医療施設・教育施設

 地下二階  駐車場・駐輪場
 地下一階  自然食品・産地直売野菜売り場 軽食喫茶室
 一階    接骨院・整形外科診療室
 二階    鍼灸院・内科診療室
 三階    レントゲン・血液等各種検査室
 四階    ヨーガ実習室
 五階    図書館・カンファレンス室 実習生教育室
 六階    着替え室、ロッカー室、職員休憩室、入浴施設
 七階    患者様休憩室、宿泊施設
 八階    レストラン(日本料理、中華料理、インド料理) 
 九階    フリースペース  会議・集会場所

 これを、もっと具体的に考えてみました。

 今日からしばらく、「ひとりごと」を続けたいと思います。

◇清野医療システムカレッジ構想 第15報 ◇ 清野鍼灸治療システムコースは全7クラスで開講します 2024年内に「初歩の初歩クラス」から始める予定で教材づくりに取り組んでいます

2024年6月27日(木)
 清野充典 記
  


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2024年06月21日

理想的な診療室 理想的な診療体制  清野が考える東洋医学中心の医療施設・教育施設 ひとりごとです

 清野鍼灸整骨院には、遠方から来院される人がたくさんおります。片道1時間半から2時間を要しています。往復3~4時間というのは、患者様でなくても大変な時間です。東京は、アクセスが良いので通院できるのだと思いますが、住所を伺ってもどこかすぐにはわからないところに在住している人が大勢おります。

 イメージが付かないと思いますので書きますが、神奈川県、山梨県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県です。また、東京都と言っても、大島や三宅島などの島から飛行機で通院されます。調布は、調布飛行場がありますので、可能です。

 新幹線を使って、愛知、京都、奈良などの関西地区、福島、宮城、岩手などの東北地区、長野県や新潟県の人もおります。日本が狭くなったわけではありませんが、交通網の整備によって、日帰りが可能です。

 しかしながら、体力と時間はいかんともできません。続けて通院することは、きわめて困難です。

 患者様から、「一泊コースがあると良いね」と言われました。その気持ちもよくわかります。

 昔(江戸時代)には、華岡青洲の外科手術を受けるため、周辺に宿屋がたくさんできたといいます。

 当院の周辺にホテルはたくさんありますが、高額です。安価で、治療後ゆっくり休めるスペースがあり、薬膳のような食事を出せると良いなあと常日頃考えてきました。

 患者様には、「宝くじを買って10億円が当たったら宿泊施設付きのビルを建てます」と答えました。いつも、同じような回答です。

 私に、調布で10階建てのビルを建てられるような資金を寄付または援助してくれる人が現れないかなあ、とひとりごとです。

 クラウドファンディングという話をよく聞きますが、そんなことを手引きしてくれる人でも現れないかなあと再びひとりごとです。

清野の夢物語東洋医学中心の医療施設・教育施設

 地下二階  駐車場・駐輪場
 地下一階  自然食品・産地直売野菜売り場 軽食喫茶室
 一階    接骨院・整形外科診療室
 二階    鍼灸院・内科診療室
 三階    レントゲン・血液等各種検査室
 四階    ヨーガ実習室
 五階    図書館・カンファレンス室 実習生教育室
 六階    着替え室、ロッカー室、職員休憩室、入浴施設
 七階    患者様休憩室、宿泊施設
 八階    レストラン(日本料理、中華料理、インド料理) 
 九階    フリースペース  会議・集会場所


 こんなビルを夢見ています。もう、運営していく年齢ではないので、誰かこんなビルを作ってくれたら、すぐ入居します。
 東洋医学を主体に考える医師と一緒に診療できたら、最高です。江戸時代後半の水準に近くなり、世界の医療制度を変えることができるかもしれません。
 世界の中心となる東洋医学のメッカを、だれか調布に作ってくれませんか。

2024年6月21日(金)
 清野充典 記


  


Posted by 清野充典  at 17:08Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2023年12月27日

7年ぶりに医療スタッフを募集する意味

 7年ぶりに医療スタッフを募集することにしました。

 1987年に東京で開業し、1988年に一番弟子である坂本三和先生を採用して以来、毎年スタッフを雇用して来ました。

 鍼灸師13人で診療に当たり、毎週勉強会を行って鍼灸治療の伝承に努めると同時に、研究も重ねて来ましたが、2017年頃からスタッフを補充していません。

 振り返ってみると

 2000年頃(40歳頃) 周囲の勧めがあり研究生活を開始
 2003年頃(43歳頃) 研究活動を本格化 大学に通学
 2006年4月(46歳)  大学院に通学
 2014年頃(54歳頃) 病体(患者)の新しい病態把握方法を創出
 2019年頃2月初旬(58歳) 治療体系構築のため全面的に臨床家として復帰

 2019年以降、ほとんどの役職を退き、治療法を確立するためだけの毎日を送って来ました。この間、開業するスタッフを含め、少しずつ医療スタッフは退職しましたが、敢えて新規採用をしませんでした。この間、数人鍼灸師資格を持つ人が、応募して来ました。募集をしていないのに応募いただけることはありがたかったのですが、雇用しなかったのは、以下の事を考えていたからです。

 1.新人スタッフを教育をする時間を研究時間に当てたかった
 2.熟練スタッフと治療システムの構築を検討・検証する時間に集中したかった
 3.清野医療システムを講習する際、様々なシチュエーションに答えるためには、治療する際のすべての行為を自分一人で行ってみることも必要だと思い、敢えて助手がいる環境をなくしたかった

 2020年春から、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、コロナ後遺症という新しい病気が出て来ました。未知の病気に対する治療法の確立は、清野医療システム構築に向けた最終試験と受け止め、試行錯誤を繰り返しました。

 コロナ後遺症に対する治療が確立されて以降、従来困難と思われていた、認知症、重度のアトピー性皮膚炎や難病指定されている疾患に有効な方法が見つかって来ました。最近は、ワクチン後遺症に対しても、一筋の光明が見えます。

 自分が行って来たことを公表して、後進のスタッフ育成をする時期が来たという思いに至りましたので、新規スタッフを採用することにしました。

 来年以降、従来のスタッフ、これまで清野医療システム構築に尽力いただいた先生とともに、教科書やビデオ等の教材作りを進めて行きます。来年春から、鍼灸治療、柔道整復治療や養正治療の清野医療システムに基づいた教科書を作りますので、新規スタッフにはその一翼を担って戴きたいと考えています。

 清野医療ステムは、歴史上はじめて体系化出来た東洋医学の治療システムです。100年先、1000年先まで残る医療システムだと考えています。

 ようやくここまでたどり着くことが出来ました。これからがスタートです。東洋医学の扉が開きます。人類のために、30年以上東洋医学に没頭出来る人を募集しています。歴史に名を残したい人との出会いを待っています。

 100歳を目標に東洋医学の研究を続けます。残り37年。一人でも多くの人に、この思いが届くような活動を続けます。

令和5年(2023年)12月27日(水)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 63歳記 
  


Posted by 清野充典  at 11:22Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2023年11月12日

3301回目のブログ

 2023年11月11日に投稿した「今日は11月11日 良い事があったいい日です」のブログは、3300回目のブログでした。

 「1111」の日に「33」が並び、何だか縁起がいいなあと思っています。

 昨日のブログに書いた感覚は、過去に経験したことがない感覚でした。

 空手でいえば、相手の動きがスローモーションに見える時とか、自分の金的を骨盤内に入れることが出来た時の感覚です。極真空手の組手試合決勝戦で勝利した時は、自分にとって極限の戦いでしたが、なぜか相手の動きが、スローモーションの映像を見ているように、ゆっくりとした動きに見えました。また、金的蹴りを受けても大丈夫なように、骨盤内に睾丸を収納することが出来ました。

 ヨーガの修行でいえば、心臓の動きを自分で遅くするなど、自分でコントロール出来た時です。通常、体の動きや呼吸を自分でコントロール出来ますが、内臓の働きを能動的にコントロールすることはできないと思われています。訓練次第で可能になることを、体験しています。

 このような体験は、空手家やヨーガ修行をしている人なら、だれでも経験している事でしょう。

 昨日の体験は、これまでの人生のどの体験とも異なる異次元の世界です。この世の感覚ではなく、第三の世界と言えます。こんなことを書くと、宗教的だとかオカルト主義な人間だと思われるでしょう。

 このブログは、清野充典のひとりごとです。ある意味、東洋医学日記です。誤解を恐れず、感じたことを書くことにします。

 昨日の感覚は、40年以上積み重ねてきた経験の積み重ねの上に得た感覚です。従って、野球で言うような「出会いがしらの一発」ではありません。再現可能な感覚です。まずは、私がいつでも同じ感覚を得られるような技量を兼ね備えること、そしてそれを後進に伝えることが必要不可欠です。

 時間をかけて、この感覚を言語化し、指導マニュアルを作成しよう、というのが今の気持ちです。

令和5年(2023年)11月12日(日)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記
 


  


Posted by 清野充典  at 00:17Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2023年11月11日

今日は11月11日 良い事があったいい日です 

 今日は11月11日です。

 1が並ぶ日の11時11分頃、鍼治療をしている時、今までにない感覚に出会いました。

 指先に伝わる不思議な感覚です。その感覚は、指先だけに留まらず、脳内の思考する部分とは違う場所に入り込んで行きました。

 師匠である岡田明裕先生は、このような感覚で鍼治療をしていたのではないかとの思いを持ちました。

 その後、灸治療でも、同じ感覚を体現することが出来ました。

 この感覚を表現する事は難しいのですが、今の気持ちをあえて言葉にして表現するなら、ようやく名人の仲間入りをしたような気分です。臨床生活42年8カ月目の出来事です。

 岡田明裕先生は、鍼の使い手、鍼の名人と言われました。その後名人と言われる人は出ていません。

 今日は、11月11日11時11分に、良い事があったので、将来この日を思い出す事があるだろうと思い、書き留めておくことにしました。

 鍼灸治療の名人と言われるようになるまで、今後も自分の感覚を研ぎ澄ませ、精度の高い治療を心がけていきます。

令和5年(2023年)11月11日(土)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記
  


Posted by 清野充典  at 14:46Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2022年07月24日

ヒトの体温調節に関するひとりごと 東洋医学の視点は西洋医学から見たら異常に映る?

 清野鍼灸整骨院の感染防止対策 2022.1.14.

 2022年7月24日(日)東京は、気温が高くなって来ました。

 自宅のパソコン横にある温度計が、34℃を指しています。

 30分を経過した現在は、34.4℃です。何もしていなければ、眠くなります。

 常日頃、ヒトは気温が何度であれば過ごしやすいのだろうかと、何時も考えています。

 午後1時前に、眠くなったので、温度計を見たら34℃でした。そこで、扇風機を2台使い換気に努めたら0.3℃下がり33.7℃になりました.。これだけで、すごく涼しく感じます。

 ヒトは、活動していなくても、体内で様々な作業をしています。眠くなるのは、最も安定した状態だと思いますので、34℃で眠くなるという事は、体内で3℃程度熱を作っているのだろうと思います。

 そのため、33℃の気温だと、1℃体温を上昇させるための作業が体内で行っているつまり活動的な状態が維持されているので、じっとしていても眠くならないのだろうと思います。これは、私の場合です。若い人は活力がありますので、33℃くらいで眠くなると思います。体内維持活動は、概ね4℃くらいなのかなあと思います。

 ヒトは、前日より気温が5℃を超えて差があると、暑い、寒いと感じるようです。

 37℃の体温から体内活動4℃を引き、体温維持活動の5℃を引くと、37-4ー5=28℃です。体に無理がない気温・室温は28℃~33℃なのだろうと思います。

 クーラーを常時使用している人は、体調不良を訴えます。28℃で使用している人は、体が冷たくなっています。体温維持が難しくなっている証拠です。

 特に、就寝時にクーラーを一晩中利用している人は、以下の印象です。
  31℃~28℃ あまり体調に変化を感じない
  27℃~26℃ 体調不良を覚える
  25℃~24℃ 腰痛や寝違えなど各関節に痛みを感じる
  23℃~22℃ 内臓の不調を感じる
  21℃以下   感染症を発症しやすい

  テレビでは、25℃が熱帯夜で寝苦しいとか熱中症対策として、クーラーを28℃に設定しましょうと盛んに報道しています。自然の中で暮らすことが出来ない都会の人ならエアコンは必要だと思いますが、窓を開ければ涼しい風が入るのに、35℃を超えたらすぐにでも熱中症を発症するかの様な報道は、国民の誤った生活様式を強いっていると、つくづく思う、この頃です。

 34℃を超えると、ヒトは、汗を出して体温を下げようとします。そのため、再び活動的な体となり、眠くなりません。最近は、汗が出た体を嫌う人が増えた印象です。汗を出さない環境へ導く風潮が作り上げたのかもしれません。

 私の考えは、東洋医学的な視点から見た考えです。西洋医学の視点から見ると、ちょっと違和感があるかもしれません。

 ※暑く感じないという話ではありません。快適温度は、別な視点です。細かな条件設定を言い始めると何文字書いても終わりません。概ね、基本的な考えとして受け取って戴きたく思います。
  
令和4年7月24日(日)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在76年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。

清野鍼灸整骨院・清野メディカルヨーガオリジナル商品販売店
力丸のお店 ( rikimarunooyatsu )

[鍼灸師のスタンプ]を作成しました 鍼灸治療の普及にご協力をお願いします

 







  


Posted by 清野充典  at 13:43Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2022年02月03日

鍼灸治療をこよなく愛した石原慎太郎さんを偲ぶ 師匠岡田明裕先生に思いを寄せて

 清野鍼灸整骨院の感染防止対策 2022.1.14.

 2022年(令和4年)2月1日(火)に、石原慎太郎さんがお亡くなりになりました。

 作家で石原裕次郎さんの兄であることを始め、衆議院議員や東京都知事を長く務めたことから、最近の日本人では知らない人はいないのではないかというくらい著名人と言えるでしょう。

 石原慎太郎さんは、とても鍼灸治療を好んで受けていらっしゃいました。弟の裕次郎さんにも紹介するほどです。2人が受けていた鍼灸治療の先生は、岡田明裕先生です。

 岡田先生は、杉山流の9代目当主で、私の師匠です。

 岡田先生の喜寿をお祝いするパーティーがあり、石原慎太郎さんが来賓で出席されました。私が、石原さんに初めてお会いした時でした。

 当時の石原さんは、衆議院議員を辞めた後、都知事選に立候補する前で、作家を中心に行っていた時です。祝賀会に出席し、末席を連ねることが出来て、とても光栄でした。鍼灸師の世界を誇らしげに思ったことを覚えています。

 石原さんは、祝辞の中で、「お前ら良く聞け。明裕先生の治療は、針を入れた瞬間びびびびっと電気が走るんだ。お前らもそんな鍼治療が出来る様になれ。」と言っていました。口調は悪いですが、表情は愛情に充ち溢れていました。平成13年(2001年)に千駄ヶ谷で行われた岡田先生のお葬式にも、石原さんは、衆議院議員の長男さんと真っ先に弔問していました。

 岡田先生が亡くなる前の年、先生に私の母校である明治鍼灸大学鍼灸学部同窓会関東支部研究会の講師をお願いしました。先生は、入院先から駆け付けてくださいました。入院していたという事は、その時初めて知りました。誰にも言っていなかったようです。

 先生は、入院しているとは思えない様子で、熱のこもった講演と的確で力強い実技を行っていただきました。先生にご許可をいただき、その模様を録画しています。私の宝物となりました。その際、針を手渡す助手をさせていただきました。先生は、「清野君、君は私の欲しい針がピタッとわかるねえ。」と言っていただきました。先生の教えを守って臨床をしてきましたが、鍼の名人と言われている岡田先生に賜ったお言葉はとても嬉しく、自信にもなりました。

 講演会終了後、支部長として皆の前で講師料を渡させていただきました。先生は、それを手に取るや否や「これは、会に寄付する。みんなでよろしくやんなさい。」と笑って手渡してくださり、入院先に戻られました。先生にお会いしたのは、それが最後でした。

 岡田明裕先生は、低音で渋い声です。気風が良く、シャキシャキしていますが、包み込むような優しさもあります。リーダーシップがあり、皆から愛された先生でした。岡田先生が育てた鍼灸師は数多く、皆鍼灸治療の繊細な技術を継承しています。岡田先生の鍼灸技術は、当代随一と言われていましたが、その後鍼の名手と言われた人はいません。

 岡田明裕先生亡きあと、三男の明三先生が後を継ぎました。岡田先生の功績はあまたありますが、そのうちの一つに『動物の経穴図』を作ったことが挙げられます。今では、動物に鍼治療をしますが、動物にツボを表したのは、岡田先生が最初です。先生が作られた大きな経穴図が2つあり一つは明三先生に譲られました。もう一つは、遺言で私にあげる様に言われたとのことで、明三先生が、調布の治療院に直接持って来て下さいました。とても光栄であり、びっくりしました。私にとっては、忘れられないことの一つです。

 私は、昭和62年(1987年)2月2日、今から35年前に開業しました。その3日後に、岡田先生からお電話をいただきました。26歳の私に70歳近い業界のTOPともいえる人が直接お電話くださったのです。ただただ驚き、直立不動で聞いていました。

 岡田先生は、「まあ、毎日勉強だと思って頑張んなさい。」と言って、電話をお切りになりました。短い時間でしたが、今でもその言葉は耳に残っています。以来35年間、毎日勉強だと思って頑張って来ました。

 岡田明裕先生の後を継いだのはご子息の明三先生ですが、私はこころを継いだと思っています。石原慎太郎さんの死を偲ぶとともに、師匠の岡田明裕先生に思いを寄せて、書きました。

2022年(令和4年)2月3日(木)
 東京都調布市・武蔵野の地
  清野鍼灸整骨院 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在76年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。

 医学に基づいたYOGAを学べる
 清野メディカルヨーガ

[鍼灸師のスタンプ]を作りました 良かったらご使用ください 




  


Posted by 清野充典  at 06:24Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2022年01月12日

東洋医学のホントのチカラとは何か 

 清野鍼灸整骨院の感染防止対策

 NHKで『東洋医学ホントのチカラ』を定期的に放送しています。

 日本伝統医術である鍼灸治療や漢方薬の事を取り上げています。ヨーガやアーユルベーダといったインドの伝統医術も取り上げています。

 西洋医術とは異なる方法を紹介しているコンセプトだと思います。この世界に入って40年近くなります。「西洋医学では対応できない病気でも、鍼灸治療をすれば奇跡的に助かる」という報道が多かった昔に比べれば、ずいぶん様相が変わりました。

 しかしながら、鍼灸治療が効果を発揮できる本当のことを伝えるまでの番組作りになっていません。一般大衆向けだとしても、物足りない印象です。

 特定の病気や症状に特定のツボを押す取り上げ方は、適切ではありません。特定の病気や症状に特定のヨーガポーズを取り上げて紹介することも、適切ではありません。特定の病気や症状に特定の漢方薬を取り上げて紹介する方法も、適切とは言えません。

 病気に対して西洋の薬物を処方する発想と同じです。つまり、報道の組み立てが西洋医学なのです。

 では、一体東洋医学とは何でしょうか。

 そのことを、おそらく誰も突き詰めて考えていないのではないでしょうか。

 鍼灸治療は東洋医学に基づく医術です。西洋医学しか知らない医師が鍼灸治療をすれば東洋医学の医術を提供したことになるのでしょうか。

 東洋医学は、こころの病が高じてからだの病が生じるという考えです。こころとからだの機能がバランスよく保たれている時、病気にならない健康体であると考えます。からだが病気の状態になっている時健康な状態になろうとする力が働きます。その力を「整体力」と言います。「整体観」に基づく考えです。整体力を発揮する治療方法が東洋医術であり、東洋医学を研究する際の根幹です。

 そんなことをいつも考えて東洋医学に関するテレビを見ているので、複雑な感情が渦巻き楽しくありません。いつになったら、整体力に基づいた医学や医療の番組構成になるのでしょうか。

 それには、東洋医学を行っている者たちが、東洋医学とは何かを真剣に考える必要があります。私は、長年、世界鍼灸学会や国内の鍼灸学会で、東洋医学に関する学理研究を発表してきました。「東洋医学とは何か」を理解した上での臨床研究や医学研究をして欲しいと、全世界の人に願っています。

 清野は、東洋医学のホントのチカラを生かす方法は、整体力を発揮する治療法を作る事、だと考えています。

※整体力(せいたいりょく)は、清野が造語しました。「整体観」は中国思想の根幹です。その力を指し示す言葉がなかったので、「整体力」と命名しました。どこにもなかった言葉ですが、理解しやすい言葉だと思っています。
※整体力と似た考えに、恒常性があります。恒常性は、一定に保つ力です。この力が崩れると病気になります。整体力は、からだの中で働くそれぞれの力が集約される力です。観念的な言い方に変えると、内に向かう力のことです。少し、考え方が異なると言えます。

医学に基づいたYOGAを学べる
 清野メディカルヨーガ

2022年(令和4年)1月12日(水)
 東京都調布市・武蔵野の地
  清野鍼灸整骨院 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在76年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。

[鍼灸師のスタンプ]を作りました 良かったらご使用ください 

  


Posted by 清野充典  at 19:03Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2021年06月11日

新型コロナウイルスのワクチン接種申し込みをしました ワクチン接種について思うこと

 清野鍼灸整骨院ホームページ

 東京都は、鍼灸師や柔道整復師に対し、ワクチン接種を優先的にすることを決定しました。

 その連絡を受けたので、申し込みをしました。月末には、接種予定です。

 私は、子供の頃よりワクチン接種をして来ませんでした。ツベルクリン等、多くの児童がするワクチンを、身体が弱いことを理由に受けませんでした。開業してからしばらくした頃、B型肝炎のワクチン接種を東京都鍼灸師会が推奨したので、28歳の時摂取しましたが、とても体調を崩しました。体中に蕁麻疹が出るようになり、疲れると唇が腫れました。元の状態まで回復するのに、約3年を要しました。

 未熟児で生まれましたので、両親は薬を飲むことをさせませんでした。そのため、大人になるまで薬を飲んだことはありません。大学生の時、旅先で熱が出たので、やむにやまれず、初めて薬を飲みました。一晩で良くなったので、薬のすばらしさを実感したとともに、薬に恐ろしさを覚えました。

 30歳の頃、無理して働いていたため肺炎になりました。高熱を発してとても危険な状態でした。その時、初めて医師が処方した薬を服用しました。その医師は、とても見識が深い方でしたので、肺炎の病原菌が決定するまで検査結果を待っていたら命を落とすかもしれないとの判断で、経験に基づいた処方をして下さいました。私は、それを受け入れ、1週間服用して危機を脱しました。

 以来、薬は飲んでいません。

 ワクチン接種の苦い体験から、ワクチン接種に対する不安があります。30年以上薬を飲んでいない体に、新型コロナウイルスのワクチン接種は耐えられるのか、心配です。

 ワクチンについては、様々な見解があります。有効性や危険性を含め、そもそもワクチン接種をすること自体が論じられています。しかしながら、私の個人的な見解を述べても、WHOをはじめとした世界の流れを変えることは出来ません。そもそも、我々医療従事者は、公僕です。ワクチン接種に対して、個人の希望を言う前に、国民・世界生物の保健医療を前提として考える立場にありますので、拒否する選択肢はないと考えます。

 現実的な問題として、ワクチン接種後に生じる副反応に苦しんでいらっしゃる方がたくさんいます。その症状に対して、鍼灸治療は有効だと思っていますが、その答えを得るためには、まず自ら摂取してみて、具合が悪くなった自分の体を使って、治療法を模索することだと考えました。肝炎のワクチン接種後や肺炎になった時、鍼灸治療をして体調を取り戻した経験があるからです。

 新型コロナウイルスに罹患(りかん)後、後遺症で苦しんでいる方もたくさんいらっしゃるようです。

 新しい病、新しい症状に対応した治療法を確立することが、今自分がすべきことだと思っています。

 清野メディカルヨーガ

令和3(2021)年6月11日(金)
 東京都調布市・武蔵野の地
  清野鍼灸整骨院 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在75年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。  


Posted by 清野充典  at 08:56Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2020年05月16日

新型コロナウイルス対策がもたらしたことは新しい医療体制の確立 後 鍼灸院は心安らぐ医療施設としての地位確立へ

 清野鍼灸整骨院ホームページ

 新型コロナウイルス感染拡大により、世界における西洋医学の病院体制は、AIやロボットが主体になり、ロボットが行う手術を医師が管理する時代が訪れるでしょう。

 医療の質が落ちる場合と向上する場合があるかもしれません。確実に言えることは、人と人が触れ合う場面は、確実に減少するということです。

 濃厚接触という言葉を日常的に聞くようになりました。医療従事者は濃厚接触者ですが、今後濃厚接触する医療は、鍼灸師、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師といういわゆる東洋医学に基づいた医療をする人に限定されていくことでしょう。

 我々がこれから念頭に置かなければならないことは、患者様がウイルスや微生物全般を保有している前提で、感染しないさせない医療体制をいかにして確立していくかが問われることになります。

 そのうち、空港の税関や飛行機に乗る時に行う検査装置の様な検査場所を通れば、体温はおろか血液検査やレントゲン検査のような画像検査まで、一瞬にして出来る時代が来ると思います。ウイルスを除去する装置が出来るでしょう。そのような施設を持った鍼灸院が誕生するかもしれません。

 保菌している人を前提とした医療体制の確立は、簡単ではありません。あいかしながら、そのことをクリアできれば、残るのは、人とのふれあいです。病気が治る医療をすることは前提ですが、その付加価値として、こころ安らぐ医療施設、こころの安らぎを得る場所となるはずです。

 21世紀に必要な医療施設、西洋医療とは真逆の医療施設になるだろうと思っています。

 新型コロナウイルス対策がもたした生活変容は、鍼灸院や整骨院の新しい医療体制を確立させたと、将来語られることでしょう。

新型コロナウイルス感染防止対策に万全を期す努力を続けています 安心安全な治療体制を敷いて診療を行っております
清野鍼灸整骨院が行っている最新新型コロナウイルス感染防止対策 感染予防に全力を挙げています

令和2年(2020年)5月16日(土)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

※本日たまりばランキング10位  


Posted by 清野充典  at 01:08Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2020年05月14日

新型コロナウイルス対策がもたらしたことは新しい医療体制の確立 中 医療のAI化

 清野鍼灸整骨院ホームページ

 新型コロナウイルス感染が問題になるまでは、治療に使用する器具を滅菌すれば良いという考えだったと思います。鍼灸院に限っていれば、鍼治療をする際の針は、滅菌して使い捨てをしていれば安全だという考えです。

 しかしながら、感染経路として飛沫感染が認められている今、従来のように診療するスタイルは、完全に無くなったといえます。医師が診察する前にAIがある程度振り分け、本当に人の手が必要なときだけ人間同士が触れ合う形式へとなることでしょう。

 手術室は無菌状態ですが、今後は、診療室や入院室をいかにウイルスを除去した状態にするかが求められるようになると思います。

 すでに、ウイルスを除去する機械は開発されていますが、生産が追い付かない状況のようです。治療室の構造自体を変更する必要が生じるだろうと予測しています。

 これからは診療する際、全ての患者様がコロナウイルスを含めた様々な微生物を保有していると仮定して、どうしたら院内感染を起こさない安心できる診療体制を構築できるか、ということを1~2年毎日考えて続けていかなければならないでしょう。それは、即ち社会の変容とともに歩むことでもあります。

 新型コロナウイルス対策がもたらしたことは、従来不十分だった感染症に対する新しい医療体制の確立を齎したのだろうと、今の時点で言えると思います。

清野鍼灸整骨院が行っている新型コロナウイルス感染防止対策

令和2年(2020年)5月14日(木)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

※本日たまりばランキング10位  


Posted by 清野充典  at 20:21Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2020年05月13日

新型コロナウイルス対策がもたらしたことは新しい医療体制の確立 前 院内感染防止策の練り直し

 清野鍼灸整骨院ホームページ

 2019年12月に中国・武漢から始まった新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、これからの医療体制に、確実な変革をもたらすことが予想されます。

 約100年前に、スペイン風邪と言われた世界的なパンデミックは、アメリカの軍人がヨーロッパにもたらした感染でした。これにより、当時のヨーロッパにおける生活様式が大きく替わりました。

 人類史上、微生物やウイルスの流行は、幾たびも社会の構造を変えるきっかけになりました。2~3年後にどのような社会になるか予測は付きませんが、今から書くことは、未来予測です。将来読み返し、そうかこの頃はこう考えていたんだなあと思い返すために、文字にしたためることとします。 

 私が今考えていることを、文字に残すことは意味がある事と思っています。

 これまで、治療に使用する器具は、滅菌済みの物を用いて入れば良いという考えだったと思います。鍼治療をする際の針や注射をする際の針等です。治療に使用するシャーレなども滅菌済みです。しかしながら、身体に刺す前に、空気に触れれば、空気中の微生物やウイルスに触れることになるため、完璧を期するためには、手術室のような滅菌室でなければならないわけです。この環境に近づけるために、どうしたらよいか、常日頃考えてきました。

 当院では、使用した針を、医療廃棄物として引き取ってもらっており、専用の箱に保管しています。このようなことを書かなくても当然ではないかと、医療に従事していない人は思うことでしょう。

 しかし、新型コロナウイルスが誕生?してから、この話は、当たり前のように感じるかもしれません。

 滅菌の菌は、細菌の菌です。目に見えない一番小さな生き物を対象として、そのありとあらゆる微生物を死滅させることが滅菌です。今は、それ以上に小さいしかも生き物ではないウイルスへの対策です。幸い、新型コロナウイルスは、現在の滅菌方法を行えば、活動することはできないようですが、唾液とくっついて空気中に浮遊するため、呼吸することすら危険な行為です。人は、呼吸しなければしんでしまいます。新型コロナウイルス感染者が身につけた物は、全て厳重に繰るんで廃棄しています。マスクの廃棄も、簡単に燃えるゴミとして捨てられない環境です。

 従来の治療に用いる器具等を滅菌するだけのシステムでは、院内感染を防止することが出来なくなっています。全ての医療機関が、院内感染防止策や診療する際の感染防止策を考えなくてはならない時代になったわけです。

 防止策は、診療科によって異なる事は当然です。では、鍼灸院や整骨院ではどうしたら良いでしょうか。あん摩をする際、安全に治療するためにはどうしたら良いのか。このことを毎日考えています。

 その私見を言うために、このブログを書いています。

清野鍼灸整骨院が行っている新型コロナウイルス感染防止対策

令和2年(2020年)5月13日(水)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

※本日たまりばランキング10位  


Posted by 清野充典  at 10:47Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2020年03月28日

新型コロナウイルスに思うこと

 新型コロナウイルスが、世界中の人に影響を及ぼしています。正式には、COVID-19感染症です。初期に嗅覚障害や味覚障害を伴う風邪様の症状が、悪化すると肺炎に至り致死率が高いことから、警戒感が高まっています。

 現状では、治療薬やワクチンがないため、どこの国でも隔離や自宅待機が対応方法となっています。果たして、これで現状を回避できるでしょうか。隔離病棟や人工呼吸器が患者数に追いつかないため、医療崩壊が起きる状況に追い込まれています。それを少しでも延期・回避するための政策として、不要不急の外出禁止が打ち出されています。医療従事者として、疑問を持ちながら毎日経過を見ています。

 40年近い臨床生活の中で、高熱患者さんを幾たびも治療してきました。発熱は、様々な病気で起きる自己防衛反応です。東洋医学は、身体の働きを助け本に復元する整体観という基本理念に基づいています。そのことを実践する医療が、鍼灸治療や薬草(漢方薬)治療等です。

 鍼灸治療は、免疫力が低下して発熱した人の体温を正常化することが出来る医療です。私の経験では、39度台の人は、治療後38度台になり、2度目(翌日)の治療で37度台になり、3度目(翌々日)の治療で平熱に戻ることを数多く経験しています。肝炎、腎炎、肺炎により多少期間を要する場合もありますが、肺炎を経験して鍼灸治療で回復したことがある自分の経験を踏まえても、確実に疾病に対して有効な治療法であると認識しています。

 コロナウイルスで重篤な状態に陥った方を含め、感染して症状が無い方や初期症状の人に、鍼灸治療をすることによって健康体へと導くことが出来ると考えています。しかしながら、感染者がすぐ管理される状況では、医療を提供する機会がありません。直接身体に触れる医療ですので、治療する側の感染リスクをどのように回避するかという問題が解決されないうちは、現代医療と一緒に医療を行うことは難しい問題です。

 しかしながら、ウイルスはどこにでも存在します。無菌状態で生活することは不可能です。1~2年すれば、インフルエンザと同じ様な感覚でコロナウイルスに対しての認識を持つでしょうが、鍼灸治療が必要なのは、まさしく今です。それだけに、今の状況に対してなにも出来ないことを残念に思っています。

 コロナウイルスに負けない身体作りをするための医療体制に東洋医療・鍼灸治療が取り入られ、将来国民の認識が変わることを願ってやまない毎日です。

2020年3月28日(土)
 清野鍼灸整骨院
  清野充典 記



  


Posted by 清野充典  at 12:30Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2020年02月16日

清野医療システムキャッチフレーズ

 清野鍼灸整骨院が今行っていることを文字にしてみようと思い考えてみた。

 「100年先を行く清野鍼灸整骨院」

 清野充典が行っている清野医療システムのキャッチフレーズを考えてみた。

 「100年先を見据える清野医療システム」

 国際清野医療システム協会が開催するセミナーの宣伝文句を考えてみた。

 「30年後の世界をお見せします。」

 公的なところで書いたら、瞬間的に炎上する内容だろうなあと思いつつ、登録読者数6人に向けた、清野充典のひとりごと。

 いつ死ぬかわからないので、とりあえず文字にしてみよう。清野充典の「東洋医学ひとりごと」。

令和2年(2020年)2月16日(日)
 清野充典 記

  


Posted by 清野充典  at 23:18Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと

2019年09月06日

清野充典の「東洋医学ひとりごと」

 清野鍼灸整骨院院長清野充典が朝日新聞朝刊に掲載されました

 朝日新聞デジタル『マイベストプロ東京』に清野充典が掲載されました 

 清野充典が【THE ROOTSの取材を受けました


 最近の心境を文字に残しておこうかなと思い、ブログを書いています。

 一介の鍼灸師がこんなことを書いたからといって、誰も読みはしないでしょう。50年後にでもこのブログを目にした人が鍼灸治療に興味を持ち、私の書いたものを目にするきっかけになれば良いなあと思い、綴り始めています。

 あと半年もすると、60歳を迎えます。38年近く鍼灸治療の臨床を行ってきました。私は、中学生の頃より、両親が行っていた治療所の手伝いをしていましたので、かれこれ45年近く東洋医学・医療に浸かっています。

 開業して33年目になりますが、15年前より、様々な大学や研究機関に籍を置き、スタッフに技術を言語で伝えるため、日夜研究してきました。ようやく言語化が可能になったことから、それを臨床現場で具現化するため、2019年・平成31年2月初旬より、全面的に臨床家として復帰しました。

 5年ほど前、病体(患者)の新しい病態把握方法を創出したことにより、患者さんの診断が格段に早くなりました。
 治療法に直結した体系を言語化することが出来たことから、スタッフとの連携が上手くとれ、道具の準備を的確にすることができるようになりました。

 患者様の病態に合わせた医療器具や技術を的確に選択できれば、治療効果は抜群に発揮されます。

 今まで10回以上を要していた患者様の容態が、1~2回で改善可能になりました。
 今まで20回以上を要していた患者様の容態が、4~5回で改善可能になりました。
 今まで30回以上を要していた患者様の容態が、7~8回で改善可能になりました。

 とても喜ばしいことですが、その結果、一日の来院患者数が減り始めました。早く治るため、一人の通院回数が少なくなります。ある意味、当然のことです。その分、新しい患者様が増えれば良いのですが、治療院が数多くある中、一院に患者様が集中することは、考えづらい状況です。治療技術が向上しているにもかかわらず、そのことを上手く伝えることが出来ないでいることが、残念なところです。

 15年以上前、私が先陣を切って診療していた頃は、一日多いときで新患数が20名を超えていました。最高1週間続いたことがあります。その他の週も、毎日10人~15人くらい来院していました。週5日月に20日診療していますので、多い月では、新患数が一ヶ月300人を超えていました。

 20歳代の時は、スタッフ5人で午前90人午後140人一日230人くらい治療していました。よく、300人くらい治療している仲間と効率的に診療する方法を話し合っていました。1時間に30人以上の人が来院して頂く状況です。若い自分にとって、これだけの患者様に接すると言うことは、とても貴重な体験でした。全てに対して、早く行わなければならない状況は、技術を格段に向上させることへ繋がりました。患者様が多いと言うことは、様々な病態の患者様がいると言うことです。大いに、医学・医療の勉強をすることに繋がりました。

 しかしながら、この状態では患者様とゆっくり会話することすら叶いません。この生活を5年ほど経験した後、一日100人前後鍼灸治療する診療体制に変更しました。これにより、一日、10人~15人新患がいらっしゃっても、比較的ゆっくりお話を伺うことが出来るようになりました。

 この頃の悩みは、自分が学んできた知識と技術を、いかにしてスタッフに伝承するかと言うことでした。10人ほどの鍼灸師と勉強会を重ねる内、自分の学力が低いことを痛感しました。そこで、意を決して、大学・大学院へ通学することにしました。

 以来15年、茨城大学、人間総合科学大学、大東文化大学、大東文化大学大学院、日本放送協会学園、東北福祉大学、順天堂大学医学部、順天堂大学大学院に籍を置き、東京大学・早稲田大学・筑波大学・明治大学・青山学院大学・東洋大学・学習院大学・埼玉大学・二松学舎大学等の研究者達とも交流して、鍼灸治療、柔道整復治療や瘀血治療を言語化するために、様々な方向から研究を行ってきました。

 まだまだ、よく分からない病態や難病に対して研究しなければならないことは山積していますが、今まで、全く歯が立たなかった患者様にも、何とか対応が可能になってきました。

 今年2月に臨床を開始する際、研究成果を実感すること、私の考えを理解できる人と臨床することを前提にしました。今いる医療スタッフは、全員10年以上勤務しています。事務員3人も10年以上勤務して、私の考えを支えてくれています。再現性を確実なものとして、文字化するため、記録する時間を必要とすることから、一日の患者数を私一人で50人程度とすることにしました。

 私の拝見する患者様は、あまりにも早い時間で症状が緩解もしくは消失するので、簡単に治ったと思うようです。あまり状態が重くなかったとも思っている感じを受けます。患者様の病状が重いと言うことをあまり言わず、治療についての説明もしないと、短時間で簡単に治って、しかも治療費が対価として高いような印象を持たれているかもしれません。治療時間は、5分~10分程度、病態把握に5分程度で約15分。これで、1時間4人~6人、約8時間で50人程度治療可能です。なかなか、治療方法や治療効果についてまで、説明している時間はありません。

 一人でも多くの人に、速効性のある鍼灸治療を認知して頂きたい、骨折や脱臼・捻挫に対して徒手治療を行うと即座に痛みがなくなることを知って頂きたい、と言う思いが強くなる一方で、なかなか情報が正しく広がらない、、、、というジレンマを毎日感じています。

 今日は、新患4人再患2人いらっしゃって頂きましたが、以前の様にいわゆる口コミは少なく、ホームページを見て来院される方が格段に増えました。これも時代の流れなのでしょう。15年以上前から当院を知っている方は、まだ、私が一日診療を行うようになって半年足らずなので、「院長先生は今日おりますか」という電話の問い合わせが常です。もっと、積極的に、ブログを書いていく必要性がある時代だなあと、思っています。

 治療技術が格段に上がりました。骨折は1人が7箇所骨折した人までを治しました。急性腰痛で動けない人、痛みやしびれが強くて我慢できない人を1回で治すことが出来るようになりました。発症したての顔面神経麻痺、尿管結石、帯状疱疹、突発性難聴などは、服薬していないなどの条件がそろえば、1~2回の治療で治せる様になりました。様々な病態を持つ患者様に対応できる準備が、出来つつあります。

 治療成績が向上した喜び、鍼灸治療・徒手治療・瘀血治療の良さを上手く伝えられない悩み、東洋医学・医療が受け入れられる事への期待、が入り交じった思いを文字に綴ってみました。

 還暦を迎えようとしていますが、今どこも悪いところはありません。まだまだ長生きしそうな気はしますが、何時事故に遭うか、感染して急死に至るか分かりません。こんな事を書いている人もいるんだ、と思っている頂けるようなぼやきにも似た「ひとりごと」でした。

清野充典
 (写真は青森湾に沈む夕日です)

  


Posted by 清野充典  at 19:16Comments(0)清野充典の東洋医学ひとりごと