たまりば

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2012年11月21日

インドネシアの鍼灸医学教育事情

 世界鍼灸学会連合会(WFAS)の2012 WFAS International Symposium and Congress on Acupuncture が、インドネシア・バンドンで、平成24年11月16日(金)~18日(日)に開催されました。

 200人以上のインドネシア人が参加していましたが、インドネシアでは、鍼灸治療をするためのライセンスがありません。

 3か月から1年間、スクールや専門学校のようなところで学んだ人が、治療を行っているようです。

 西洋医学の医師免許を持っている人が行っている場合もありますが、そうでない人も多いようです。

 治療費は、1回約5、000円のようです。

 平均月給約5万円の国ですから、随分高価な治療と言うことになります。

 鍼灸治療を行うためのライセンスが、国家資格になっている国は、中国・韓国・台湾・ベトナム・スイスと日本だけです。
 
 アメリカは、州ごとのライセンスです。

 それ以外の国では、概ね医師が一定時間の講習会を受けて出来るシステムです。

 インドネシアは、オーストラリア同様、誰でも出来るようです。

 だからといって、レベルが低いとは言えません。

 少なくとも、鍼灸治療を行って生活できていると言うことは、高所得者達の信用を得ている、即ち治療成績が良いからだと言えるでしょう。

 インドネシア人達の発表は、みな自信に満ちていました。

 ただ、英語の発音が随分異なっていて、四苦八苦でした。

 特に、鍼治療を意味する「Acupuncture(アキュパンクチュア)」を、「アキュフンドル」と発音していました。

 英語を聞き取ることに、悪戦苦闘の1週間でした。

平成24年11月21日(水)
 清野充典 記
(平成23年1月1日より毎日更新中 インドネシアでデーターを送りましたが、更新されていなかったため、帰国した20日の本日再度入力)

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Posted by 清野充典  at 00:32 │Comments(0)世界の鍼灸医学学会

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