たまりば

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2020年02月03日

清野鍼灸整骨院は34年目の診療を開始しました 33年前を振り返り思い出話

 清野鍼灸整骨院は、私が26歳の時開設しました。1987年2月2日(月)のことです。

 開業する日は決めていたものの、ベッドの搬入が間に合わず、設置できたのは、当日の午後3時半でした。

 それから、保健所へ行き開設届を提出して、戻ってきたのは午後5時になっていました。

 開設当初は、8.98坪しかない狭いワンルームマンションでした。法律上、待合室は1坪、治療室は2坪必要です。鍼灸院と整骨院に2坪ずつ合計4坪、待合室は開設者が同じ人の場合に限り1坪ずつ計2坪必要ではなく1坪で認可となりましたが、合計で最低5坪必要です。8.98坪の中には、トイレや給湯室も含まれており、保健所が計測した結果、ほぼ5坪しか使用できるスペースがない場所でした。おそらく、日本で一番小さな鍼灸整骨院だったと思います。後日、保健所の職員が調査に来た際、待合室をメジャーで計測しました。平米数を計算している光景を見たのは、後にも先にもこのとき限りです。如何に狭かったかを物語る笑い話です。

 午後5時に帰り治療室に戻ったら、その狭~~い待合室で、お一人待っていました。隣の住人でした。朝9時に来院してくださり、夕方なら診療できると伝えた人でした。その時の嬉しい気持ちは、今でも忘れられません。

 その日、午後7時に診療が終わるまで、7人の方が来院してくれました。チラシも撒くことなく誰に言うこともない開業でしたが、多くの方々に支えられていたことを実感した日でした。

 以来33年間、患者様がいらっしゃらなかった日は、一度もありません。改めて、感謝感謝です。

令和2年2月4日(月)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院 
  院長 清野充典 記
     


Posted by 清野充典  at 12:30Comments(0)清野充典雑話ごあいさつ