新型コロナウイルスのワクチン接種申し込みをしました ワクチン接種について思うこと

清野充典

2021年06月11日 08:56

 清野鍼灸整骨院ホームページ

 東京都は、鍼灸師や柔道整復師に対し、ワクチン接種を優先的にすることを決定しました。

 その連絡を受けたので、申し込みをしました。月末には、接種予定です。

 私は、子供の頃よりワクチン接種をして来ませんでした。ツベルクリン等、多くの児童がするワクチンを、身体が弱いことを理由に受けませんでした。開業してからしばらくした頃、B型肝炎のワクチン接種を東京都鍼灸師会が推奨したので、28歳の時摂取しましたが、とても体調を崩しました。体中に蕁麻疹が出るようになり、疲れると唇が腫れました。元の状態まで回復するのに、約3年を要しました。

 未熟児で生まれましたので、両親は薬を飲むことをさせませんでした。そのため、大人になるまで薬を飲んだことはありません。大学生の時、旅先で熱が出たので、やむにやまれず、初めて薬を飲みました。一晩で良くなったので、薬のすばらしさを実感したとともに、薬に恐ろしさを覚えました。

 30歳の頃、無理して働いていたため肺炎になりました。高熱を発してとても危険な状態でした。その時、初めて医師が処方した薬を服用しました。その医師は、とても見識が深い方でしたので、肺炎の病原菌が決定するまで検査結果を待っていたら命を落とすかもしれないとの判断で、経験に基づいた処方をして下さいました。私は、それを受け入れ、1週間服用して危機を脱しました。

 以来、薬は飲んでいません。

 ワクチン接種の苦い体験から、ワクチン接種に対する不安があります。30年以上薬を飲んでいない体に、新型コロナウイルスのワクチン接種は耐えられるのか、心配です。

 ワクチンについては、様々な見解があります。有効性や危険性を含め、そもそもワクチン接種をすること自体が論じられています。しかしながら、私の個人的な見解を述べても、WHOをはじめとした世界の流れを変えることは出来ません。そもそも、我々医療従事者は、公僕です。ワクチン接種に対して、個人の希望を言う前に、国民・世界生物の保健医療を前提として考える立場にありますので、拒否する選択肢はないと考えます。

 現実的な問題として、ワクチン接種後に生じる副反応に苦しんでいらっしゃる方がたくさんいます。その症状に対して、鍼灸治療は有効だと思っていますが、その答えを得るためには、まず自ら摂取してみて、具合が悪くなった自分の体を使って、治療法を模索することだと考えました。肝炎のワクチン接種後や肺炎になった時、鍼灸治療をして体調を取り戻した経験があるからです。

 新型コロナウイルスに罹患(りかん)後、後遺症で苦しんでいる方もたくさんいらっしゃるようです。

 新しい病、新しい症状に対応した治療法を確立することが、今自分がすべきことだと思っています。

 清野メディカルヨーガ

令和3(2021)年6月11日(金)
 東京都調布市・武蔵野の地
  清野鍼灸整骨院 清野充典

清野鍼灸整骨院は1946年(昭和21年)創業 現在75年目
※清野鍼灸整骨院の前身である「清野治療所」は瘀血吸圧治療法を主体とした治療院として1946年(昭和21年)に開業しました。清野鍼灸整骨院は、「瘀血吸圧治療法」を専門に治療できる全国で数少ない医療機関です。

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