終助詞「ね」の使い方以外に用いる語尾「~ね」に違和感

清野充典

2020年01月21日 16:44

 語尾に「ね」が付く話し方は、いろいろあります。主に、「終助詞」や「間投助詞」として用いられます。

 終助詞は、文章が終止系になる話し方です。「もう予約の時間だよ。」「じゃあ、行くね。」と言う使い方です。

 間投助詞は、後から言葉を付け足す等の従属的な話し方です。「急に腰が痛くなる病気って何だった?」「ああ、ぎっくり腰ね」という言い方です。

 これ以外にも、用法は沢山ありますが、お店で注文するとき、「メニューをお持ちしますね」「お皿をお持ちしますね」など、「です」「ます」で終わるような話の時に「ね」を付けて話す人が少なくないように思います。

 本人は、丁寧な話し方だと思っているのか分かりませんが、大人相手に子供を諭すような話し方をしている聞いていると、違和感を覚えます。

 言葉の誤用は、人の知性や品格に関わると思うのですが、スーパーのレジなどでそんなことを言っていたら、後がつかえてしまいます。

 こんなことを言っている私は、頭がおかしい??? 今は、そんな風潮かもしれません。ひとりごと、ひとりごと、ひとりごと。

令和2年(2020年)1月21 (火)
 東京・調布 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典 記

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