明治国際医療大学学歌

清野充典

2012年03月16日 18:57

 平成24年5月15日(木)に、私の母校である明治国際医療大学鍼灸学部、保健医療学部、看護学部、大学院鍼灸学研究科修士課程、博士課程の学位授与式が行われました。

 写真は、卒業式・修了式が終わった後、学生が行動の外に出て喜びを分かち合っている時の写真です。

 私も、久しぶりに、母校の学歌を歌いました。

 明治国際医療大学学歌は、明治鍼灸短期大学・明治鍼灸大学の時と同じです。初代学長である河上邦治先生が作詞しました。

 いま改めてその詩を読むと、いい歌だなあとしみじみと思います。

 母校は、世界で初めて誕生した鍼灸医学専門の大学教育機関です。歴史の扉を開けた文部省の大官僚河上邦治先生の思いが伝わってきます。

 学歌を綴ります。

 
一  歴史は遠く二千年
     東洋医学の真髄に
    世紀の光照さんと
     慕い集える若人が
    真理(まこと)の道にはげまなん
             (ああ)われら明治に光あれ

二  駒川の水いや清く
     丹波山脈(たにはやまなみ)仰ぎみて
    久遠(くおん)の理想いだきつつ
     慕い集える若人に
    尊き仁の術(すべ)はあり
           (ああ)われら明治に希望(のぞみ)あれ

三  心を治(おさ)め技を錬り
     刻苦研鑽(こっくけんさん)一筋に
    誇りと愛を掲げつつ
     慕い集える若人に
   文化の鐘は鳴らされん
      (ああ)われら明治に栄(さかえ)あれ
       (ああ)われら明治に栄(さかえ)あれ

 学歌の二番に「丹波山脈」とあります。大学は、京都の丹波地方にあります。日本最古の医学書である『医心方』を書き表した丹波康頼(たんばやすより)の居住していた地域です。河上先生は、丹波(たんば)を「たには」と文字って呼んでいます。

 この学歌にちなみ、鍼灸学部同窓会は「たには会」と言っています。

 わたしは、たには会副会長として、新入会員となる卒業生を迎え、たには会入会式であいさつをしました。

平成24年3月16日(金) 
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

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