精神障碍(がい)者と鍼灸治療

清野充典

2010年08月18日 18:59

 精神障碍(がい)者は、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法」第五条に「統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患」と定義されています。

 現在日本には、精神障碍(がい)者が約204万人います。医療は「精神科医」、福祉は「精神保健福祉士」が主な国家資格応対者です。

 統合失調症やアルコール依存症等に対し、医療では「精神科医」が薬物療法等を、福祉では「精神保健福祉士」が相談支援等々で応対しています。

 この分野において、鍼灸治療やヨーガ療法が有効なことはあまり知られていません。精神状態が不安定になった初期段階であれば、数回の治療で症状が消失します。病状が長期に及んだ方でも、ヨーガ療法を併用することで、治癒に導くことが可能です。

 精神障碍者に対し東洋医学・医療を検討していただきたい。そんな世の中になるための努力を今日もしています。(つづく)

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