たまりば

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2019年10月17日

治療技術を習得するためにしてきたこと10    語学の基礎作り

 清野鍼灸整骨院院長清野充典が朝日新聞朝刊に掲載されました
 朝日新聞デジタル『マイベストプロ東京』に清野充典が掲載されました 
 清野充典が【THE ROOTS】の取材を受けました
 朝日新聞系専門家コラムサイトJIJICOに 清野充典のコラムが 鍼灸師として初めて医療部門に掲載されました

  自分の技術を言葉で伝えるため、40歳より大学・大学院進学を志し、52歳に順天堂大学医学部医史学研究室に進学、53歳の時母校明治国際医療大学客員教授に就任しました。

 国内外の講演を通じて、伝統医術の体系化を常日頃考えるようになっていたある日、車を運転しているとき、はっと閃きました。東洋医学と西洋医学を融合した新しい病態分類法を思いついた瞬間でした。その後、寝る間を惜しんで鍼灸治療体系学総論を書きました。2014年(平成26年)54歳の時です。その考えに再現性や整合性があることを実感して以来、考えを裏付ける基本理念を作成し、国内外で発表を続けました。

 この頃より、自分の考えを広く知ってもらうためには、医学博士論文として公表することが良いと考えるようになりました。そのとき必要になったのが、英語です。

 順天堂大学で「博士(医学)」を取得するためには、大学院医学研究科の語学試験(英語)を合格する必要があります。偏差値80を超える医学部の学生が受ける試験と同じ問題を解かなければなりません。過去の入試問題を見て、全く分かりませんでした。出題内容が医学に関する事なので、医学英語が必要です。辞書持ち込み可ですが、分からない単語が多すぎて、辞書を引いてばかりいると試験時間が終わってしまいます。

 初めて受験したときは、3割も回答することが出来ませんでした。高校生の時は英語の偏差値が70近くありました。国際会議でも英語を聞いており、英文も読んでいるつもりでいたことから、少しは英語に自信を持っていましたが、物の見事に打ち砕かれました。独学で望んだ翌年も、半分程度しか回答できませんでした。このままでは、何時合格できるか分からない、到底合格には追いつかないと思い、思い切って英語の学校へ通学を始めました。週2回個人レッスンを受け、高校生のテキストから始め、英語の文法から学び直しました。一日約8時間英語の勉強を続けました。海外で講演することも多くなったため、毎日2時間程度英語のテープを繰り返し聞きました。TOEICを3か月連続受け、早く回答するスピードも訓練して、受験に備えました。1年近く来る日も来る日も英語ばかり勉強しました。新聞は英字新聞にしました。3年目に受験したときは、8割程度回答出来、合格を確信しましたが不合格でした。

 無心で望んだ4年目は、不思議と問題が易しく感じました。それでも、前年のことがあったので、あまり期待をせず、初めて合格発表を確認しに行きませんでした。1か月後、研究室へ立ち寄った帰りに大学院事務室へ確認しに行ったところ、合格だと言われました。狐に包まれた感じでした。やることをやりきった気持ちでいましたので、もし不合格でもまた来年頑張ればいいかという気持ちでいました。合否にこだわる気持ちはすでになかったことから、やったーと言う感情はなく、神様が贈り物をくれたのだなあとしみじみ思いました。2018年2月、57歳の時でした。

 このあとから、海外へ行っても英語の聞き取りが苦にならなくなりました。英文を見ても文法の間違いが気づくようになり、自分の考えた英語を作れるようになりました。努力は実を結ぶ物だと、60歳間近になってしみじみ思いました。
 
 令和元年9月6日投稿記事「清野充典の「東洋医学ひとりごと
治療技術を習得するためにしてきたこと 1 所感
治療技術を習得するためにしてきたこと 2 身体の基盤作り
治療技術を習得するためにしてきたこと 3 技術の基礎固め
治療技術を習得するためにしてきたこと 4 学力の基礎作り
治療技術を習得するためにしてきたこと 5 心身の修養
治療技術を習得するためにしてきたこと 6 漢文読解の基礎作り
治療技術を習得するためにしてきたこと 7 古典医書読解の基礎作り
治療技術を習得するためにしてきたこと 8 中国医書解読の基礎作り
治療技術を習得するためにしてきたこと 9 鍼灸治療体系化の基礎作り
鍼灸治療を伝えることの難しさ ー灸(きゅう)治療の専門性ー

2019年10月17日(木) 
 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典

 たまりば三度目のベストテン入り。3日連続10位。


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Posted by 清野充典  at 00:02 │Comments(0)治療技術を習得するためにしてきたこと

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