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2019年09月24日

治療技術を習得するためにしてきたこと 2 身体の基盤作り

 清野鍼灸整骨院院長清野充典が朝日新聞朝刊に掲載されました
 朝日新聞デジタル『マイベストプロ東京』に清野充典が掲載されました 
 清野充典が【THE ROOTSの取材を受けました

 最近の心境を文字に残しておこうかなと思い、ブログを書いています。あと半年もすると、60歳を迎えます。38年近く鍼灸治療の臨床を行ってきました。

 一介の鍼灸師がこんなことを書いたからといって、誰も読みはしないでしょうが、50年後にでもこのブログを目にした人が鍼灸治療に興味を持ち、私の書いたものを目にするきっかけになれば良いなあと思い、綴り始めています。

 私の出身地は、青森県です。中学生の頃より、両親が行っていた治療所の手伝いをしていました。

 瘀血(おけつ)治療という、血液や体液による病気を治す治療を通じて、多くの患者様が改善していく様を見て育ちました。高校生の時は、青森県内を講演をして瘀血治療の普及活動していた父親に付き添い、体育館一杯にあふれた一般市民に、治療の良さを伝えていました。その時行っていた地位親の講演内容は、まさに東洋医学です。

 未熟児で生まれた私は、幼いときから、玄米食や野菜中心の食生活を行い、ヨーガや肥田式強健術をして身体を鍛えました。禅寺へ通い読経し、坐禅や行水をしていました。夏は海水浴、春・秋は登山、冬はスキーをして、運動をしました。中学3年生から高校生には空手道を行いました。その全てが、父親のすすめがあり協力があったればこそです。この頃から、身体が丈夫になり、インターハイ出場を決めた頃から、長時間勉強できる体力が付いてきました。

 東洋医学中心の考え方で養生を行い、薬を一切飲まずワクチンを一度もせず、運動をして心身を鍛える方法は、今に息づいています。自分で言うと茶番ですが、まさしく「東洋医学の申し子」のような生活をしていました。

 瘀血治療は、腹部から治療を始めます。あん摩や鍼灸治療は、治療の方法によって手から開始、足から開始、背中から開始します。この違いにいち早く疑問を持ち、その効果の違いを検討し始めたことは、独自の病態把握法を思いついた大きなきっかけだったと思います。瘀血治療と青森での生活・青春時代は、治療技術を習得するための地盤作りだったと言えます。

 令和元年9月6日投稿記事「清野充典の「東洋医学ひとりごと
治療技術を習得するためにしてきたこと 1 所感
鍼灸治療を伝えることの難しさ ー灸(きゅう)治療の専門性ー

2019年9月24日(火) 
 清野鍼灸整骨院
  院長 清野充典



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Posted by 清野充典  at 18:39 │Comments(0)治療技術を習得するためにしてきたこと

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