たまりば

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2013年06月21日

いのちの尊さ

 政府は平成25年6月18日(火)に、平成25年版「自殺対策白書」を閣議決定しました。

 18日夕方の朝日新聞夕刊(写真)でも、平成24年の全国の自殺者数は前年比2793人減の2万7858人となり、平成9年以来、15年ぶりに3万人を下回ったと報じています。

 内閣府自殺対策推進室は「国や自治体などで進められてきた鬱病患者や多重債務者らへの自殺予防策が一定の成果をあげた」と分析する一方、20歳代の自殺死亡率(10万人あたり)は高まる傾向にあり、若年層への効果的対策を急ぐ必要性があると指摘しています。

 自殺対策白書によると、平成24年の自殺者数は男性1万9273人(前年比1682人減)、女性8585人(同1111人減)です。動機別では「健康問題」が1万3629人と最多で、生活苦や多重債務などの「経済・生活問題」が5219人、夫婦関係の不和、家族の将来悲観などの「家庭問題」が4089人などと続いています。

 年齢階級別の自殺死亡率は40歳代以上で低下傾向にあるのに対し、20歳代で高まる傾向にあるのが特徴です。自殺動機には「就職失敗」や「進路に関する悩み」をあげるケースが目立っっています。

 国内の自殺者はバブル崩壊による金融不安や景気悪化が拡大した平成10年に3万人を突破しています。平成15年には最多の3万4427人と急増したことから、平成18年には「自殺対策基本法」が施行されていました。

 自殺という行為は、この世でのいのちが瞬間的に終わることを意味します。

 私は、毎日この世を快適に過ごしていただくためのお手伝いを、保健・医療・福祉を通じてさせていただいています。

 身近な所で起こりうる自殺は、いのちの尊さを改めて考えさせられることです。

 社会的取り組みが推進されることを、願ってやみません。

平成25年6月21日(金)
 明治国際医療大学(旧明治鍼灸大学)客員教授
 順天堂大学医学部医史学研究室研究生      
 清野鍼灸整骨院院長 
  清野充典 記
(平成23年1月1日より毎日更新中)

※3日に一度「清野鍼灸整骨院府中センターです」を更新しています 最新最先端の鍼灸治療・東洋医療について書いていますので 東洋医学の適応範囲をお知りになりたい方は是非ご一読いただきたく存じます
※東洋医学全般の情報については清野鍼灸整骨院ホームページ をご参照いただきたく存じます


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Posted by 清野充典  at 12:10 │Comments(0)医療と福祉

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