たまりば

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2010年06月12日

深淵な悩み

 国民の健康を保つために、統合医療が実施されようとしている。現代医学と、伝統医学の融合であると。保険診療・保険診療外を隔てなくしようという制度改革が、平成24年度より行われようとしている。

 この制度実施に当たって2つの悩みがある。

 ひとつは、伝統医学の実施に際する、中国側のわがままである。近年の中国は、経済的に向上しているが、学問や技術は日本に遠く及ばない。根源は、日中戦争を起こした日本に原因がある。

 しかし、そのことは別にして、中国側の中華思想(世界は中国中心に回っている)が中国人の言動を心無いものにしている。今も宿泊しているホテル内で、日本側と中国側が激しく対立して議論している。答えが明白なことに対し、客観的な判断を下す知識と教育がないため、議論がかみ合わない。話し合いを見ていると具合が悪くなる。北朝鮮人と話し合いをしているTVを見ているようである。

 もうひとつは、統合医療を制度上実施する直前にある今、東洋医学部門を担う医療従事者間における医学知識・技術の格差を埋める方法に結論が出ないことである。 鍼灸師は、免許取得者が2年・2年半・3年の専門学校卒業者、4年・6年・9年の大学・大学院卒業者がいる。知識も技術も大きく異なる。まさしく過渡期である。医師は、6年制である。歯科医も6年制であり、薬剤師も6年制に移行している。

 統合医療の中心を担わなければいけない鍼灸師の知識と技術差を埋めるための話し合いをしている。医師と同じ土俵で医療ができる制度作りのことを考えると今日も寝れそうにない。残された時間は1年余り。悩みがさらに深くなった。この独り言は読むものにとって不快だろうなあ・・・。


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Posted by 清野充典  at 00:14 │Comments(0)統合医療について

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