たまりば

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2012年03月14日

大東文化大学大学院生活を振り返って24 復学

 6年前の2006年4月、大東文化大学大学院文学研究科博士課程前期課程に入学しました。専攻は中国学です。
 
 修士課程の5年目は、休学をして聴講生として指導教官の授業に出席していました。

 修士5年目が終了する1週間前の授業が終わったあと、指導教官である林克教授は次のように言いました。

 「まだ、実力が修士の1年生レベルだから、来年は退学しなさい。」

 今度は「退学」の2文字でした。毎回毎回授業でも、私が予期しない指摘をします。どんなに予習をしてこれで良いと思って望んでも、毎回打ちのめされます。

 それほど私に実力がなく、教授との差があると言うことなのでしょう。

 大学院事務室で確認したところ、大東文化大学大学院では、退学しても5年以内に復学すれば、教授会で協議して修士2年生に復学できる制度があるとのことでした。

 あと最大5年退学してかつそのあと復学して1年では、最大6年を要します。さすがにこれには参りました。

 再び教授室に戻り、林教授と協議し、真意を尋ねました。林教授は、私が博士課程の後期課程に進学するのであれば、まだその実力が伴っていないということでした。

 修士5年目のこの年は、漢文を読むことの難しさが解りはじめ、解るところと解らないところが解ってきていました。また、漢文を読めていない自分もしっかり解っていました。

 そのことから、どこをどの様にして調べたら答えにたどり着けるのかがようやく解ってきた1年でもありました。

 教授と話しながら、文学の分野において博士課程の後期課程に入学し、そのあと研究を続けたとしても、博士論文を書く実力が伴うにはまだ何年もかかると言うことを理解していましたし、心の中で「確かに博士課程で研究を続けるには、今の実力では難しいかもしれないとけれども、修士論文を書くことで実力が向上するかもしれない。今が修士1年生レベルなら、来年は修士2年生と同等と考えればいいのではないか。」と考え、「入学するときは、後期課程も視野に入れていましたが、今はそのつもりはありません。」と答え、その後も協議を続けた結果、次年度に復学して、修士論文を作成することを許可してくださいました。

修士5年目の授業が修了する1週間前に、復学が決まりました。(つづく)

平成24年3月14日(水) 
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

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Posted by 清野充典  at 07:54Comments(0)大東文化大学大学院