2011年05月07日
高齢者の保健医療福祉と介護保険制度
２０００年（平成１２年）に介護保険制度がスタートしました。制度開始後１１年が経過し、国民に浸透し始めた感があります。介護保険は、高齢者に対する保健医療福祉施策です。
高齢者に対する政策は、１９６３年（昭和３８年）に老人福祉法が制定されたのが始まりです。
その後、老人福祉法から保健医療を取り出し、１９８２年（昭和５７年）に老人保健法が制定されました。
１９８５年（昭和６０年）になり、社会保障審議会が福祉サービスと保健医療サービスの一体化を強調したことを背景に、翌年老人保健法が一部改正され、「老人保健施設」が設置されました。
この際、「老人保健施設」と「特別養護老人ホーム」の体系化・一元化が打ち出されたことを受け、２０００年（平成１２年）に介護保険制度がスタートしました。
介護保険制度創設により、高齢者保健医療福祉施策は制度上完成したことになります。
しかし、現場は混沌とした状態です。
保健医療現場と福祉現場で働く者で、双方の業務を理解している人はほとんどいないと言えます。
介護医療施設と介護福祉施設が、来年度には一元化する予定です。
多職種間連携が急務になっております。
清野鍼灸整骨院では、医療スタッフと介護スタッフおよび事務スタッフが、東洋医学を背景とした医療・介護を提供するチームとして、共通認識を持って皆様に医療・介護を提供するための努力を続けています。
平成２３年（２０１１年）５月７日（土）
清野保健医療福祉株式会社
代表取締役 清野充典 記
（平成２３年１月１日より毎日更新中）
※写真は、調布市に咲く花です。
