たまりば

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2010年08月16日

障碍(がい)者と東洋医学

 障碍(がい)者とは、日常生活を送る際、妨げられる要因が身体にある人を言います。

 1993年に改正された「障害者基本法」では、身体障害者を、「身体障害、知的障害又は精神障害があるため、長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者」としています。「障害者」を「障碍者」とすべき内容です。

 現在、身体障害者は約352万人、知的障害者は約46万人、精神障害者は約204万人で、合計約602万人です。

 これらの人に援助する福祉専門の国家資格者が「社会福祉士」です。1988年(昭和63年)に誕生しました。近年、上記3障碍のうち、精神障害者が急増しています。精神障害者に対しては専門性が高いことから、「精神保健福祉士」という福祉専門の国家資格者が1999年(平成11年)に誕生しました。

 いずれの障碍者も、福祉職の支援を受けていますが、医療に関しては「現代医学に基づく医療」を受けている人が多いようです。このことは、東洋医療が制度に組み込まれていないことが背景に挙げられます。

 東洋医学に基づいた生活を中心に行い、鍼灸治療を行えば、かなりの方に「主観的幸せ」を獲得していただけるものと思います。

 特に、精神障害者に鍼灸治療とヨーガ療法は有効です。

 「医療と福祉」の連携に東洋医学は必要不可欠です。そのことを、どうやって国民に伝えたらいいのか・・・、苦悩が続きます。(つづく)

清野保健医療福祉株式会社
 東洋医学専門医療機関 清野鍼灸整骨院
 東洋医学専門介護機関 ちあふる清野   清野充典  


Posted by 清野充典  at 19:21Comments(2)医療と福祉