たまりば

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2010年02月27日

ぎっくり腰と鍼灸医療

 来院している患者さんに「ぎっくり腰で動けなくなったらどうしますか。」と尋ねたところ、「痛みが治まるまで家でゆっくり寝てます。」という答えが返ってきた。

 「ああ、これが一般的な認識なのか。」と改めて思い悩むきっかけになった。ぎっくり腰に対する対処法をネットで調べてみても、同じ認識の人が多いようである。
 
 ぎっくり腰で担ぎ込まれてきた患者さんに鍼灸治療をすると、その場で痛みが軽くなり自力で歩いて帰れるようになる。日本の鍼灸医術はそのことが可能な治療法である。学会に参加する研究者たちの間でも、このことは常識である。

 30年来の臨床経験や他の医療との比較を通じ、ぎっくり腰で動けないときには鍼灸治療が最適ではないかと思っているが、治療する全ての者が同じ認識にならないと、国民に伝わることは難しい。

 どうしたら、鍼灸治療が現代医学に基づく医療と双璧をなす医療であることを認識してもらえるようになるのか。
 
 苦悩の日々が続く・・・。すべてはひとりごとである。

清野鍼灸整骨院「はりってなあに?」  


Posted by 清野充典  at 20:39Comments(0)腰痛について