たまりば

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2010年12月13日

統合医療の幕開け

 統合医療とは、患者さんを中心とした医療を提供することを目指したシステムである。

 現在と何処が違うのか。

 現在行われている医療は、医師が医療を提示し患者さんがそれを受け入れるシステムである。

 ほとんどの医療施設は、医療保険を利用している。従って、提供する医療は、医師が医療保険を使用できる近代西洋医学に基づいた医療である。

 では、統合医療になるとどこが違うのか。

 医療施設の中で、西洋医学と東洋医学に基づいた医療を同時に提供するというシステムである。

 1人の患者さんに対し、近代西洋医学に基づき病名診断し、検査データーに基づき外科手術や西洋薬の服薬を検討する。同時に漢方薬の方が優位と認めた場合は、西洋薬に変わり漢方薬を服薬する。または鍼灸治療を併用するか鍼灸治療単独で行う。さらに運動を必要と認めたときはヨーガ療法を併用する、という医療体制である。病気や外傷の種類によって、柔道整復治療やその他の医療・療法も対象となる。以上の方法を選択するのは、もちろん患者さんである。

 福祉分野においては、2000年に介護保険法が導入され、2008年に障害者自立支援法が導入されたことにより、利用者本位にサービス提供する制度として実践されている。

 いままさに、医療分野でも福祉分野同様に、国民に選択権が与えられようとしている。これは医療革命とも言える出来事である。

 上記医療方法は、清野鍼灸整骨院が長年実践してきていることである。昨日行われた第14回日本統合医療学会で、これからの医療システムが話し合われたが、この方法は世界で行われている統合医療システムの中で、何処の国でも行われていない最も進んだシステムであるということが確認された。

 ということは、清野鍼灸整骨院で行われている医療システムは、世界で最も進んだ医療システムであるということになる。

 さらに、清野鍼灸整骨院で行っている鍼灸治療と柔道整復治療は、世界最先端の治療方法を行っている。

 小さな医療機関で行っていることではあるが、保健・医療・福祉分野において希望の星となって輝くように、これからさらに研鑽を続けなければいけないと意を強くしている。

 本日の平成22年12月13日(月)には、日本統合医療学会理事長渥美和彦東京大学名誉教授をはじめとした学会役員が、厚生労働大臣と統合医療推進のための話し合いを持つ予定になっている。

 また、来年1月から、鳩山由起夫前総理大臣を会長とした部会が発足し、来年度から「統合医療制度を発足するための研究」を行うための話し合われることになっている。

 そこで予算についても話し合われ、1~2年程度実績を積み上げた後、統合医療制度がスタートする予定である。

 統合医療の幕開けである。患者さん本意の医療体制がまもなくスタートする。

 東洋医学にとっても、約150年ぶりの国家医療における復権である。

東洋医学専門医療機関 
 清野鍼灸整骨院 清野充典
  調布本院   042-481-3770
  府中センター 042-335-3770



 



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Posted by 清野充典  at 11:49 │Comments(0)統合医療について

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