たまりば

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2010年10月20日

宇宙鍼灸の課題 2

 国際宇宙ステーション(ISS)の先端部分である「きぼう」で、有人の研究が10年できます。

 平成20年(2008年)に成立した「宇宙基本法」に基づき、宇宙事業は内閣府管轄の本、文部科学省主管である「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)が担当しています。

 JAXA(ジャクサ)が認可した研究会13の一つである「宇宙鍼灸科学研究会」が、宇宙で鍼灸を実験するための研究をしています。

 研究の中核を担っているのが、母校「明治国際医療大学」(旧称明治鍼灸大学)の若き研究者たちです。みな、私の後輩です。私はオブザーバーとして、研究を後方支援しています。

 昨日は、宇宙鍼灸の課題を2つ書きました。

 3つめは、宇宙で起こる病に、どうやって対処するかです。宇宙へ行くと、宇宙飛行士は時期に「宇宙酔い」になります。90分で地球を1周する宇宙船に入り、無重力のためにその中をくるくる回るわけです。7割の宇宙飛行士が、ひどいめまいや吐き気に襲われます。現在は通常の30倍の薬を投与することで対応し、功を奏しているそうです。ただ、薬を受け付けない宇宙飛行士もいます。そこで期待されているのが「鍼灸」です。

 鍼灸治療では、「内関」というツボに鍼をし、電気を流すと症状が消失することが科学的に証明されています。

 しかし、宇宙船の中に「鍼灸師」はいません。当たり前のような、気づくと愕然とする事実です。

 国際宇宙ステーションは、欲しい者がすぐ手に入らない究極の過疎地なのです。

 難問が山積しています。続きは又次回。

東洋医学専門医療機関 清野鍼灸整骨院
 院長 清野充典
 調布本院   042-481-3770
 府中センター 042-335-3770


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Posted by 清野充典  at 12:34 │Comments(0)宇宙での鍼灸研究

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