たまりば

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2010年07月20日

鍼灸治療をすべき時

 「清野鍼灸整骨院」にどんな患者さんが通院しているのかをご紹介してきました。今回の5回目が、鍼灸治療編の最後です。

 当院には、「病名診断」された重度・中等度・軽度の方から、病名診断される手前の「症候群」の方まで幅広く来院されています。現代医学に基づく医療機関とまったく同じ患者さんを見ているという点は、他の鍼灸院と大きく異なる点でしょう。(このレベルの患者さんには、鍼灸医療においてかなりの技量を有しないと対処できません。来るべき統合医療に備え、全鍼灸師のレベルアップを望み、全国でいろいろな活動を展開しています。)

 さらに、他の鍼灸院同様、不快な症状をお持ちの方や疼痛・発熱の症状で来院する方も多少おります。自宅療養していないで、すぐに来院してほしいと願っている患者さんです。(病名診断されない程度の症状をお持ちの患者さんをスパッと治すことができれば、鍼灸院の評価が相当上がると考えています。この程度のレベルにも達している人が少ないので、頭が痛いところです。鍼灸師の底上げをどのように図るかが喫緊の問題です。)

 鍼灸治療をするべき最も良い時期は、症状が出始めた時です。体は調子が崩れ始めた時には症状が出ません。どんどん具合が悪くなり、「これ以上調子が崩れると病気になるぞ。」という時に症状が出ます。症状が出るときは調子が崩れ始めた時ではないんです。 「寒気がする」「ぞくぞくする」「鼻水が出てきた」「鼻が詰まる」「皮膚がかゆい」「涙目になる」「目やにが出る」「やたらに汗をかく」「便秘をしている」「おしっこが近い」「おしっこが遠い」「耳の聞こえが悪い」等々(書ききれませんが)の症状が出て来た時は、大きな病気の前触れかもしれません。

 そんな時こそ東洋医学です。どこが悪いのか判断できます。鍼灸治療をすべき時です。不快な思いがすぐ解消できます。おそらく、どこの鍼灸院へ行ってもすぐ良くなると思います。(このレベルで、病態把握ができない、症状を改善できないという鍼灸師は失格です。大いに反省しなければいけないか、もうこの仕事を辞めるべきです。)

 当院にいらっしゃる最も鍼灸治療に対する意識の高い方は、病気が治った後、健康管理のために週に1回もしくは2週に1回治療にいらっしゃる方です。病気にならない体づくりを心掛けていらっしゃいます。

 社会貢献するためには、健康が一番であることを知っている人たちです。健康維持には、東洋医学・鍼灸治療が最適です。

 「はり・きゅう治療を国民医療にしよう」が、当院の合言葉です。

東洋医学専門医療機関 清野鍼灸整骨院


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Posted by 清野充典  at 19:57 │Comments(0)鍼灸医療

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