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2010年04月17日

肩こりと鍼灸医療 6

 内臓を疾患を伴う肩こりは沢山有る。全ての病名を紹介することは困難であるが、縷々紹介したい。

 肩こりを伴う代表的な疾患は、消化器疾患である。消化器の代表格は、肝臓と胃臓である。

 肝臓が障害されると食欲がなくなり、胃臓が障害されると胃が痛くなるなどの症状が出て肩こりは感じないが、急性肝炎・急性胃炎であれば2週間程度で身体の状態が落ち着いてくる。と同時に、その頃より肩が凝るようになるのである。
 慢性肝炎・慢性胃炎と診断されている人であれば、常時肩こりを感じていることと思われる。

 科学的根拠はまだ示されていないが、30年に及ぶ臨床経験と統計学上の処理により、右肩のこりは肝臓の障害・機能低下、左肩のこりは胃臓の障害・機能低下によるものではないかと考えている。

 肝臓・胃臓障害により反射的に生じる肩こりは、肝臓・胃臓の機能回復を目的とした鍼灸治療を行うことにより、薄紙をはぐように肩が凝らなくなる。治療回数は、服薬をしていない人であれば4~5回でそのことを実感していただけることと認識している。
(つづく)

清野鍼灸整骨院「はりってなあに?」

 


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Posted by 清野充典  at 09:31 │Comments(0)肩こりについて

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