たまりば

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2012年03月28日

大東文化大学大学院生活を振り返って29 修士論文口述試験 

 6年前の2006年4月、大東文化大学大学院文学研究科博士課程前期課程に入学しました。専攻は中国学です。

 平成24年1月18日(水)に修士論文を提出いたしました。

 その口述試験が、平成24年2月16日(木)午後1時より行われました。

 提出後の約1ヶ月、どんな質問を受けてもよいように、準備をしていました。

 自分では万全を期して書いていたつもりでも、原文の引用文や文字入力の間違いがたくさん見つかり、3週間ほど睡眠時間を毎日2~3時間にして試験に備える日々でした。

 そして、口述試験を迎えました。口述試験は、主査1人副査2人により行われます。緊張した雰囲気の中、主査である指導教官の林教授が言った質問は、頭にガツンと来ました。「確かに指摘されたその内容は考えたことがなかった。」という気持でのスタートでした。

 口述試験は、通常修士は1時間以内、博士は1時間半以内に行われると聞いていました。ほかの修士試験は30~40分だったようです。

 しかし、私は、1時間以上指導教官に責め立てられ、まともに答えることもできずサンドバック状態でした。65分を過ぎたころ、ようやく林教授は、「まあ、私ばかり言ってもなんだから・・・。」と言って、初めて副査に話を振ったぐらい息を継ぐ暇がありませんでした。

 副査が1人数分質問した後、再び林教授の質問攻めに遭い、結局約90分間針のむしろでした。

 別に博士の口述試験受けた先輩も約90分だったそうですから、その長さがお分かりかと思います。

 6年分ご指摘をしていただいたという事でしょう。

 しかし、そのどの指摘も全く異論はなく、私が書いた論文を、より精度の高いものへと押し上げていただいたものでした。

 口述試験が終わり、教授より、「お疲れ様、もう帰っていいよ。」と笑って言われました。試験中とは別人です。

 口述試験の時間は、一流の学者たちが持つ雰囲気を味わった時間だったと言えます。

 3人の教授より、沢山貼って頂いた付箋と真っ赤になった修士論文の原稿を頂戴し、訂正しなければいけない日がスタートしました。

 修正した論文は提出締切が2月27日でした。原稿は、完全製本して提出しなければいけません。

 残された日にちは1週間です。これに間に合わなければ、修士を取得することはできません。

 文字通り、寝れない日々の始まりでした。(つづく)

平成24年3月28日(水) 
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

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Posted by 清野充典  at 01:58Comments(0)大東文化大学大学院