たまりば

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2012年02月12日

大東文化大学大学院生活を振り返って5 入学筆記試験

 6年前の2006年4月、大東文化大学大学院文学研究科博士課程前期課程に入学しました。専攻は中国学です。

 大学院の入学試験は、2月中旬の春季に受験しました。2日間にわたり行われ、初日は筆記試験、2日目は面接試験です。

 大東文化大学は、建学の精神である「東西文化の融合」を掲げた、日本で唯一の儒学を研究する教育機関です。今は8学部19学科と8つの研究科がありますが、その中で最初に出来たのが文学部の中国学科です。大学院も、文学研究科中国学専攻が最初です。

 中国学分野においてはTOP校であることから、唯一社会人入試制度がありません。語学試験も全研究科中唯一辞書持ち込み不可です。入学試験も東京大学より難しいと言われています。緊張して初日を迎えました。

 試験会場には、日本文学研究科の人も一緒でした。私より高齢と思われる人がひとりいて、何故かちょっとほっとしました。

 中国学専攻の修士課程受験者は3名、博士課程受験者は1名でした。

 最初の科目が中国語です。全文中国語で書かれた紙が、1枚、目の前に来ました。出題は、「全文を訳せ。」です。制限時間は60分です。

 これは大変だと思いながら、隣にいる博士課程の人に渡された問題を見たら、2枚ありました。制限時間は90分のようでした。後期課程だとあんなに解かなければ行けないのかァと思い、これでもまだ楽な方なんだと気を取り直し、原文を読み始めました。

 何行か読みましたが、何を書いているかさっぱりわかりません。半分近く読んでも解りません。30分近くが経ち、3分の2ほど読んでいる内に、何回も出てくる同じ言葉の意味が、急にひらめいてわかりました。

 それは、「ペヨンジュ」という人名でした。「冬のソナタ」というドラマがヒットし、韓流ブームが起きているという内容のものでした。そのことに気付いて最初から読み返したらパズルのように紐解くことが出来、何とか制限時間内にほぼ解答することが出来ました。

 1科目は何とかクリアすることが出来ましたが、30分経っても一文字も訳すことが出来ず、ひやひやものでした。

 ほっとするまもなく、その次は、漢文読解、哲学文学歴史等の問題です。(つづく)

平成24年2月12日(日) 
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

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Posted by 清野充典  at 14:04Comments(0)大東文化大学大学院