たまりば

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2012年02月11日

大東文化大学大学院生活を振り返って4 鍼灸学士取得

 6年前の2006年4月、大東文化大学大学院文学研究科博士課程前期課程に入学しました。専攻は中国学です。

 その1年前である2005年3月までに、32単位を取得し、鍼灸学士を受験をするための論文を書き上げ、大学評価・学位授与機構に提出しました。

 ここに至るまで、本当に大変でした。深く考えずにこの生活をし始めていたので、終止楽観的でしたが、結果的に苦しい毎日でした。

 しかし、ここで終わりではなく、学位を取得するためには試験を受けなければいけません。提出した論文に対する試験が6月に行われました。

 試験に対する対策も大変でしたが、試験を受けるための段取りも大変でした。試験当日は、全日本鍼灸学会の開催期間中でした。学会が行われる場所は福岡だったので、発表する日日と試験を受ける場所が問題になります。いろいろ調べた結果、受験場所が選択でき、九州大学で受験出来ることが解りました。

 土曜日に学会で論文発表し、日曜日に九州大学へ行きました。

 試験場には、様々な分野で勉強してきたと思われる社会人が沢山いました。誰も知らない人ばかりでしたが、みんな同じような苦労をしてここに来ているんだろうなあと思い、何故か皆に共感を覚えました。みんな受かればいいなあと思いながら、試験を受けました。同じ会場に、鍼灸学士を目指していた人はいませんでした。

 後で解ったのですが、鍼灸学士の受験者は12人で、合格者は確か7人でした。この年の時点で、大学評価・学位授与機構より78名が鍼灸学士を授与されています。受験者は、大学や専門学校教員ばかりで、臨床を専門としていた者では、私が初めての取得者だったと思います。

 試験結果は、8月下旬に来ました。合格通知を見て、ほっとしたことを覚えています。「これで、大学院が受験できる」、そう思ったものでした。

 この年の2005年4月より、大東文化大学文学部中国学科の聴講生として、毎週埼玉県高坂市にある校舎まで約2時間半かけて通学し、大学院受験に備えていました。

 漢文読解の基礎、中国文学の基礎、中国哲学思想に関する基礎、中国語の基礎を学ぶ毎日です。9月に大学院の前期入学試験がありましたが、問題が解けるほど実力がついていません。

 2月の後期試験を目標に、ひたすら勉強しました。大学入試の問題集を解き、高校の歴史に関する教材を読み、中国語の文法書をこつこつ勉強しました。これもまたつらくて苦しい毎日でした。

 そして、2006年の2月を迎えました。(つづく)

平成24年2月11日(土) 
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

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Posted by 清野充典  at 16:28Comments(0)大東文化大学大学院