たまりば

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2011年11月08日

第59代横綱隆の里・鳴戸親方急逝

 大相撲の第59代横綱隆の里・鳴戸親方が11月7日(月)午前9時51分、福岡市東区の病院で急性呼吸不全のため急死しました。年齢は、くしくも横綱になった代と同じ数の59歳。突然の死に信じられない気持ちが先に立ちます。

 鳴戸親方の本名は高谷英俊です。出身地は、私と同じ青森県浪岡町(現青森市)です。同じ土地で生まれ育った、私の親戚です。清野家本家の我が家から、高谷家に嫁ぎ生まれた鳴戸親方の母親は、清野家の人とともに戦後を生きてきました。

 鳴戸親方は、教員である私の父の教え子です。地元の高校へ進学した1年の時、若三杉と共に相撲界へ飛び込みました。

 以来、地位が上がるたびに、親戚一同共に喜び応援して参りました。

 隆の里は、歴代横綱の中で、唯一新横綱で全勝優勝しました。その結びの一番である「隆の里ー千代の富士」戦を、私は蔵前国技館で見届けました。

 とても良い思い出です。

 清野鍼灸整骨院20周年記念祝賀会をしたとき、出席してくれました。ホームページにその時の写真があります。

 3年前の1月23日に父が亡くなり、翌日お通夜をしました。両国にある新国技館にいて審判をしていた親方は18時にすぐ新国技館を出発し、18時20分過ぎに、車で調布の会場に駆けつけてくれました。ビックリするほど迅速に行動する心優しい人です。

 鳴戸部屋創立20周年記念祝賀会を都内のホテルで行った際、「最近の若者は少し厳しく指導するとすぐやめてしまうので、指導が難しくなった」と言っていました。このことは、日本の若者全体に言えることではないかと思います。

 自分に厳しく他人に優しい人でしたので、少しでも強くなってもらいたいと心を鬼にして弟子の指導に当たってきたと思います。

 突然の死で、多くの人にご迷惑をおかけすることになると思いますが、親方を理解している人は、親方の意思を受け継いで、強い自分を確立し、前向きな行動をしてくれると信じています。

 鳴戸親方の死に対し、昨日より、多くの方より電話やメールを戴きました。お心遣いに深く感謝を申し上げます。

 昨夜21時08分に福岡を発ちました。車で自宅がある千葉県松戸市の鳴戸部屋へ向かっております。お昼頃到着する予定です。

 葬儀に関しては、これから協議いたします。

 皆様よりこれまで隆の里および鳴戸親方に戴いたご厚情に深く感謝を申し上げます。

2011年(平成23年)11月8日(火)午前9時51分 記
 清野充典 合掌  


Posted by 清野充典  at 09:54Comments(0)鳴門部屋