たまりば

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2011年09月27日

社会保障と医療

 社会保障の財源とするために、消費税を10パーセントにするという案が出されています。

 社会保障とは、狭義の意味では、社会保険、公的扶助、社会福祉、公衆衛生及び保健医療を指します。

 このいずれにも「医療」が関与しています。

 上記4つの項目中、費用の大半を占めているのが社会保険です。

 社会保険は、年金、医療、介護、雇用、労働災害補償の5つです。

 今、社会保障費の半分を年金保険が占めていますが、1980年まで、医療保険が一番でした。このころより、年金受給者つまり65歳以上の高齢者が急増していることが背景にあります。

  90兆円を超える社会保障費の中で、医療給付費は、30兆円ほどです。近年、社会保障費の財源不足により、医療費は抑えられています。日本の総医療費は、欧米各国と比較してもかなり低い水準ですが、医療水準は世界一と言えます。

 日本医療技術が高いことと国民の健康に対する意識が高いことから、欧米より低コストにもかかわらず長寿社会をもたらしていると言えます。

 それでも、2015年まで高齢者が増え続けるため、医療費がますます増大することが予想されています。医療費を抑制するには、東洋医学を医療や介護の場で用いることが必定だと考えています。必ず、功を奏するはずです。

 病気の悪化や予防に、鍼灸治療は最適です。

 消費税を上げることも必要だとは思いますが、社会保障の仕組みやサービス内容を見直すべきだと考えています。

平成23年(2011年)9月27日(火)
 清野充典 記

(平成23年1月1日より毎日更新中)

※3日に一度「清野鍼灸整骨院府中センターです」を更新しています。
鍼灸治療の効果を少し掘り下げて書いています。
お時間のある方は、そちらものぞいていただきたく存じます。



  


Posted by 清野充典  at 17:10Comments(0)医療と福祉