2011年04月11日
急性肝炎に鍼灸治療は有効です
春は、肝臓に負担がかかる時期です。
肝臓は、食べ物を貯蔵する、体温調節する、解毒作用をする、感情のコントロールをする、血液の濃度を調整するなどの働きをしています。
飲み過ぎ、食べ過ぎ、不規則な生活、睡眠不足、寒いところに身をさらす、長時間会議などに出席し怒りを抑える・怒るなどの生活が長期間に及ぶと肝臓が徐々に疲労してきます。
そんな生活続けているある日、体に大きな負担のかかる何かをすることにより、「急性肝炎」を発症することがあります。
朝、急に体が動かなくなり、高熱を出すこともあります。
そんな時はどうしますか。
病院へ行き、内科の受診を勧められ、「急性肝炎ですな、3か月ほど安静にしていれば楽になりますよ。特に有効なお薬はありません。」と言われたらどうしますか。ね
鍼灸治療は、「急性肝炎」にとても有効です。治療を開始後、5日もすれば通常の生活に戻れます。週に2~3度治療を継続していただければ、1カ月程度で血液検査等の数値は正常値となります。
鍼灸治療は、急性期の内科疾患にとても有効な治療時方法です。
急性肝炎・急性腎炎・急性肺炎・急性膵炎・急性胃炎・急性大腸炎等の急性期疾患に罹患された方は、病名診断が確定した後、すぐに鍼灸治療を開始してください。
また、全身性エリトマトーデス(SLE)・リウマチ・人工透析が必要な慢性腎炎・尿管結石による激しい痛み・がんによる激しい痛み等等、難病や現代医学において有効な治療法が見当たらない人にも有効な医療です。
統合医療の時代がやってきました。西洋医療と東洋医療・鍼灸治療の優れた点を吟味し、賢い医療・医療機関の選択を是非していただきたいと思います。
日本の国家医療である鍼灸治療を活用し、豊かな人生を送っていただくことを願っています。
平成23年(2011年)4月11日(月)
清野充典 記
(平成23年1月1日より毎日更新中)
※写真は、調布市に咲く桜です。