たまりば

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2010年10月29日

漢方薬存亡の危機 COP10

 名古屋で「生物多様性条約第10回締約国会議」(国連生きもの会議)が連日開催されている。

 名古屋議定書は、動植物など「遺伝資源」を持ち出して医薬品などを開発する場合、原産国と利益を分け合うルールである。

 詳細は連日報道されているので、ご存じの方が多いと思う。

 中国側は、漢方薬の原料提供に対し強気の態度を示している。このまま、原産国の希望を通せば、原料は高騰し漢方薬が手に入りづらくなるであろう。

 また、現在流通している薬が手に入らなくなる恐れも出てくるであろう。

 明治国際医療大学(旧称明治鍼灸大学)の同窓生であるたには会会員もこの会議に出席しているが、いろいろな問題が生じていることに苦慮している。


 中国側が進めているISO問題でも、鍼灸治療に用いる道具の国際規格を構築しようとして日本の治療技術に危機が訪れようとしている。

 日本で誠実に事を進めているだけでは済まない時代である。

清野鍼灸整骨院 「日本から世界へ」 
 調布本院   042-481-3770
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Posted by 清野充典  at 15:43Comments(0)東洋医学よもやま話