たまりば

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2010年04月09日

肩こりと鍼灸医療

 「肩こり」を感じている日本人は多いが、この症状は、日本人に固有の現象である。1985年(昭和60年)に、初めて中国へ留学をしに行き、問診中に中国人は肩がこらないことを知り、新鮮な感覚を覚えたことが今でも記憶に残る。

 帰国した後、全日本鍼灸学会「肩こり研究班」の一員となり、国によって抱える病気や症状が異なることを学んだ。
 
 1990年代になり、肩こりは、医学用語でshoulder stiffnessと用いることに決定した。他国にない症状を紹介するには、日本人が造語するしかないからである。このことに関われたことは、今の研究活動に役立っている。

 1998年(平成10年)、テレビ朝日が放送する「真相究明噂のファイル」に出演し、「肩こり」について紹介する機会があった。1週間にわたり、番組紹介の中で全国に私のコメントが流れた。あのことは、何かの役に立ったのであろうか・・・。
(つづく)

清野鍼灸整骨院「研究業績・刊行物・メディア」  


Posted by 清野充典  at 11:27Comments(0)肩こりについて